
ろくでなしの恩返し
Viggermanの新曲「音返し」を聴いた。
恩返しと言うよりも、これは涅槃だ。
彼は彼を受け入れると歌っている。
それが一番難しいのにそれをやろうとしている。
「汚れた過去だとしても
何故か取り替える気はない」

「失敗すらいつかDigest」と強がるしかないが、
「轍をずっと一人追いかける」と覚悟している。
そんな彼を受け入れないような世間なら、
私たちにはもうそんなメタ世間なんか必要ない。
ピエール瀧が猿将親方としてNetflixに出たり、
岡村靖幸が「愛はおしゃれじゃない」と歌うのは
みんな轍を踏み鳴らしてからの話だ。
これからの方が全盛期なのだから。
YOKAZE が 名曲なのはわかるし、
めちゃくちゃ聴いたし、みんな夜風に吹かれた。
でも、Beatlesで言うならばそれは
The Long And Winding Road みたいなものだ。
Power To The People や、
Jealous Guy も、Mind Game も、
その先にあるねんから。
とにかく歌って書いてまた歌ってほしい。
北浦!おまえが争ってくれなどないすんねん!

北浦、
ありがとうな。