見出し画像

ホーム・アローンの果てに


マコーレー・マコーレー・カルキン・カルキン。
そう改名した彼はヘロイン中毒だった。

子役時代が全盛期だったと
彼が振り返るかどうかは余計なお世話だ。

しかし、
小学生の頃がBest Moment だ。
そう言い切るなんてどこか寂しいものがある。

それと同じようにたくさんの人は、
新入生や新入社員や新婚生活が人生の
クライマックスではないと知っている。

Yet To Come でBTSが歌うように
過去は正直言って最高だったけど、
私たちの「その瞬間」はまだ来ていないのだ。


いまとなって、
ホーム・アローンという言葉は、
非婚少子化の日本人には刺さるワードだ。

しかし、
ひとりが悪いわけではない。

家族や友人やつながりなどは数ではない。
人間は最初から最後までずっとひとりだからね。

自分を後回しにしていいくらいの存在に、
いつかは出会い、そのことに気がつく。

ALONE僕らはそれぞれの花を
抱いて生まれた巡り逢うために

それぞれ特別なオンリーワン。
そんな花もあった気がする。

誰かの一日に何かをもたらすのが、
仕事だと思う。

昔ホーム・アローンの下敷きを
冬休み明けに持って行ったら、
クラスのみんなに自慢できた。

マコーレー・カルキンは、
まだ元気で裕福に暮らしているだろうか。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?