小屋の魅力(オフグリッド機能)、ここ1週間の2拠点生活リズム
小屋の魅力を何度かに分けて書いています。今回は「オフグリッド機能」について。前回は「場所」についてでした。
セルフビルドした小屋は電気、上下水道、ガスなどのインフラに一切繋がれていません。停電しても水が止まっても、いつも通りです。
固定費もゼロ。どことも契約しなくても小屋は機能します。
オフグリッドを実現するための要素をひとつずつ説明します。
太陽光発電システム
蓄電システムドットコムの400W格安フルセットを購入し、運用を開始しました。太陽光パネル、チャージコントローラー、インバーター、バッテリーのセットです。コストは14万円前後でした。
調べれば、もっと安く手に入るサイトはありますが、バッテリーの信頼性や初期の知識の無さを補ってくれる包容力のあるショップです。
蓄電システム.comの店主はちょっと変わった方で面白いです。太陽光発電に興味を持っている方はぜひ会員になってみてください。太陽光発電システムの僕の知識はすべてこの方のメルマガのナレッジシェアに支えられています。
現在はセットの内容に115Ahバッテリーを4つ追加して運用しています。
《システム構成》
太陽光パネル:400W(200Wパネル×2)
チャージコントローラー:20A
バッテリー(メイン):鉛115Ahディープサイクルバッテリー×4(2直2並列)
バッテリー(サブ):鉛115Ahディープサイクルバッテリー×2(2直列)
インバーター:700W(DENRYO SK700-124)
これで小屋の照明、小型冷蔵庫、スピーカー、PC/スマホ充電、シーリングファン/扇風機、換気扇などすべての電力を賄っています。
ただし、その運用にはコツが必要です。厄介なのが冷蔵庫です。冷蔵庫をつけっぱなしにすると、夜間や雨続きの日にどんどんバッテリーを消費してしまい、バッテリーが枯渇してしまします。小型冷蔵庫は意外に消費電力が高いようです。
冷蔵庫の電源を入れるのは日中のみで夜は昼に冷凍庫で凍らせておいた蓄冷材を冷蔵庫にいれて保冷しています。
とにかくバッテリーのコストが高いです。昼は蓄電しきれず余ってしまうし、夜動かし続けるぐらい貯める容量も確保できない。
この特性を活かして、新しく建てる別棟の2F寝室は昼の暑さをしのぐための100%太陽光発電でワークする昼だけ動かし放題のフリーエアコンを作る予定です。
コンポストトイレ
コンポストトイレについては前に書いたのでそれを。
雨水タンク
水道の代わりは雨水です。
雨樋から取水できる分岐装置と200リッターのプラスチックのタンクで作りました。
用途は食器の洗い物やサーフィン後の水浴び。飲料水はミネラルウォーターです。土日だけ過ごすのであれば余裕の水量。余るぐらいです。
雨水タンクは水質の管理が大変です。夏は特にです。定期的に水を抜いて、タンク内を清掃する必要があります。
薬剤を入れるなどの方法も取れると思うのですが、せっかく自然の中で生活してることもあり、使いたくありません。
コロナ以降、土日に限らずに小屋で生活するようになってからは不足気味です。天候を気にしながら使う必要があります。
代わりに、常に使うようになったので、水が循環するようになり水質管理の課題はなくなりました。
今現在は井戸が掘ってあり、水のインフラは井戸水に切り替える予定です。もちろんポンプの電源は太陽光発電システムから供給し、完全オフグリッドを維持します。
火力事情については次の機会に書きます。
《ここ1週間の2拠点生活リズム》
−田舎5日:東京2日−(出社日数:1日)-
寒くなってきた。小屋の外の焚火料理から小屋の中での薪ストーブ料理への移行期です。
課金バリア、照れかくし。よろしければ、どうぞ。
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