顔面神経麻痺で、難聴・めまい・耳鳴りを伴い、耳に痛みや小さな水疱がある場合は、すぐに病院を受診しましょう。
本文は無料です☺こんばんは🌙😃❗アロマ薬剤師🌿ゆき🌿です。今日の夕御飯はほっともっとです☺出来上がりまでの時間に初noteを執筆しています✨
さて、今日は総合病院の耳鼻咽喉科から、こんな処方箋が来ました。
バラシクロビル500mg 6錠 分3
プレドニゾロン5mg 6錠 分3
メコバラミン500mg 3錠 分3
カリジノゲナーゼ10mg 3錠 分3 2日分
ロキソプロフェン60mg 1錠 疼痛時 6回分
なんだろう?突発性難聴と帯状疱疹?😥と思いながら、カウンターに行きました。
主訴は、顔面神経麻痺だそうです😓
患者様がお帰りになってから、「顔面神経麻痺 バルトレックス」で検索🔎
出ました。
「顔面神経麻痺の診断と治療」そのものズバリです。読み進み、処方箋を解析しました。結果…
①バラシクロビル3,000mg/日の用量からRamsay Hunt症候群と思われる。7日間が標準治療。
②プレドニゾロン30mg/日(0.5mg/kg/日)の用量からスコア20/40点以上の軽症例と思われる。10日間で漸減終了。
③ビタミンB12、ATP製剤、循環改善薬は麻痺が改善するまで最長6ヶ月投与。
Ramsay Hunt症候群とは、顔面神経麻痺の他、難聴・めまい・耳鳴りが随伴し、耳介や口腔内の帯状疱疹がある場合に診断される。顔面神経麻痺の原因の15%を占める。Bell麻痺より重症化しやすい。早期治療が必要。
なるほど👀知識が一繋がりになりました。初期治療が大事なようです。発症から7日以内でないと、この治療は奏功しません。
青木眞先生の書籍にも、水痘・水疱瘡ウィルスによる、第VII脳神経、第Ⅷ脳神経、神経節の障害として、Ramsay Hunt症候群の記述がありました。
めまいは数日から数週間持続。めまいが強い場合には、ジアゼパム等のベンゾジアゼピンを経口投与するようです。
顔面神経麻痺は、一過性である場合もあれば、半永久的である場合もあるようです。
珍しい疾患と思います。この知識をシェアしたくて、noteを書きました。みなさんの周りで、この病気を疑う方がいらっしゃる時は、すぐに受診を勧めて下さい。
それでは、最後に参考文献をどうぞ。
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