こまめな水分補給は命を救う
やくそうです。
非常に端的なタイトルです。
でも本当です。
「こまめな水分補給をしましょう」
よく言われます。どれぐらいの頻度でやればいいのか?
「春や秋と比べてトイレに行く回数が減らない、尿の色が濃くならない程度」でしょうか。
一度に飲まなくてもいいんです。
外に出ない場合でも、
気分転換、口の中の感覚がスッキリする程度の量、水分を含む程度を15分-30分に1回程度でもいいです。少量をまめに。汗をかいた分を補給する。
外に出た場合は、汗をかいていますので一度にコップ1杯はのみましょう。
(それぐらい体が欲します。)
何を飲めばいいのか?
食事を摂れている場合は「水」「ノンカフェインのお茶」でいいです。この状況ではOS-1は辛いだけの飲料ですし、スポーツドリンクは甘い飲み物です。ビタミン、ミネラルなど栄養は食事で。
食事の量が減った場合は、栄養の取れそうな水分(牛乳やのむヨーグルト、スポーツドリンク)で補いましょう。
OS-1が美味しく感じたらそれはすでに脱水です。涼しい部屋にいて、受診の準備を。
水分補給は熱中症予防だけではない
水分補給をすることで脱水を防ぎ、腎臓を守ることができます。
夏になると脱水が起こり、腎臓の機能が落ちる人がいます。
特定の薬を飲んでいる人は、脱水が人より起こりやすかったり、脱水を起こすと人より危険だったりします。
★血圧関連
利尿剤
レニン・アンジオテンシン変換酵素阻害剤
★糖尿病関連
メトホルミン
SGLT2阻害剤
★痛み止め
NSAIDs(ロキソプロフェンナトリウムなど)
★下剤
細かい機序はこちら。
https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_460.html