PharmaXエンジニアチームが技術戦略実現のために築きたいコアコンピテンシーについて
こんにちは!! PharmaXエンジニアリング責任者の上野(@ueeeeniki)です!
別の記事で、『PharmaXの技術戦略の決め方と3つの投資領域について』というテーマで、PharamXが投資をしている技術領域の3つの柱について解説をしました。
今日は、3つの技術戦略を実現するため、PharmaXが具体的に何をしていくのか?どういうコアコンピテンシーを築いていくべきと考えているのか?を解説します。
スタートアップでは、具体的にどのように技術的注力領域を決めているのか?に興味がある経営層やエンジニアの方の参考になるとうれしいです!
PharmaX技術戦略のまとめ
PharmaXの技術戦略ついて詳しくは、『PharmaXの技術戦略の決め方と3つの投資領域について』を参考にいただくとして、ここではサクッとまとめたいと思います。
PharmaXのエンジニアチームでは、以下の3つのことを技術的に実現することを技術戦略と定義しています。
患者側と医療者のインタラクションをなめらかにするUXを実現する
医療者×techでBusiness Process Re-engineering(BPR)を行い、生産的かつ創造的な医療提供体制を実現する
安全で信頼性高く、ロバストなリモート医療提供体制を実現する
それでは、具体的に3つのことを実現するためにどのような技術領域に投資をし、コアコンピテンシーを築いていこうとしているのかを解説します。
PharmaXが築くべき5つのコアコンピテンシー
技術戦略を明確にして技術戦略を描いても、具体的に何をしていくのか?がなければ意味がありません。
そこで、PharmaXのエンジニアチームでは、以下の5つの技術領域に特に注力していくことを掲げています。
変更容易性、保守性・安全性の高い言語・アーキテクチャへの投資
DDD、マイクロサービス、共通技術基盤開発の実践、Rustなど安全性の高い新規言語の採用
ネイティブ、WebAssemblyなど、なめらかな操作性を実現する技術への投資
ネイティブアプリの開発、患者・生活者↔医療者間のインタラクションを簡単にするようなUXの実現
ChatGPTを始めとする生成AI/LLM関連技術の実戦投入
患者への対応に使用するChatGPTのPoCと2023年上半期での実戦投入
具体的には、AIが患者対応をサジェッションし、医療者がチェック・修正する
組織内の全活動でゼロトラストセキュリティモデルを実現
Azure AD&Intuneを中心としたゼロトラストセキュリティ基盤の構築
信頼性、セキュリティ、品質の担保のシフトレフト、DevOpsへの投資
QA体制の構築、テスタビリティの高い開発プロセスへのシフト、オブザーバビリティの向上への投資
それぞれを長々と説明しても読んでいただくのはしんどいと思うので(笑)、一旦簡単な説明だけをつけました。
エンジニアの方ならなんとなくのイメージがつくのではないかと思います。
大事なことは、技術的に特に実現したいことの方針を示すだけではなく、どのように実現するのか、具体的に何をするのかを明確にすることではないかと思います。
目的がなければ、チームとしても自分たちは結局何をすればいいのか?が分からないでしょう。
最後に
今回は、PharmaXエンジニアチームが掲げている「技術戦略を実現するために築くべきコアコンピテンシー」について解説しました!
チームが持つべきコアコンピテンシーとは、技術戦略(=技術を使って特に実現すべきこと)を実行するためにチームで取り組むべき重点領域です。
少しでも、PharmaXエンジニアチームの取り組みに興味を持っていただけた方は、カジュアルにお話しましょう!
いつでもお待ちしております!
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