テクノロジーを駆使して、people-centeredな医療体験をデザインする
こんにちは。
PharmaX共同創業者・エンジニアリング責任者の上野です。
私たちPharmaX(旧社名YOJO Technologies)は、テクノロジーを駆使したオンライン薬局を創り、まったく新しい医薬品購買〜相談〜服薬体験をデザインするスタートアップです。
この度、KOIF及び既存株主のGCPとANRIを引受先とする約5億円の資金調達、KDDIとの協働と同時に、株式会社YOJO TechnologiesからPharmaX株式会社への社名変更も発表しました。
詳しくはプレスリリースをご覧ください。
2018年末に創業し、セルフメディケーション領域と呼ばれるOTC医薬品や健康食品のEC販売事業を拡大してきました。
2021年の春から医薬領域と呼ばれる処方薬(医師の処方せんが必要な薬)のオンライン対応・販売に本格参入しています。
創業期から変わらぬ想いとPharmaXで目指す未来
私の創業期から変わらない想いは、IT・テクノロジーをフル活用して患者中心に医療体験を作り変えていきたいということです。
私自身、日本の医療体験には、ずっと違和感がありました。
こんなにも医療機関はあるのに、なぜこんなにも待たなければならないのか、クリニックで待って、なぜまた薬局でも待たなければならないのか。
なぜどこの医療機関も体験が大して変わらないのか。
なぜもっと医療者とオンラインでつながり合えるようにならないのか。
そんな医療体験を変えたいと想い、PharmaX(旧社名YOJO Technologies)を創業しました。
たしかに、日本でもオンライン服薬指導を提供する薬局は増えてきています。
それと同時に、薬局がオンライン服薬指導をできるようにし、クリニックからも処方せんを送りやすくするようなSaaSも増えています。
ですが、表面だけをオンライン化しても意味がありません。
今の医療のあり方は患者中心に設計されているとは言えず、ただオンライン化するだけでは、いびつな医療体験がオンラインで受けられるようになるだけです。
他の医療機関〜薬局間の情報連携の問題や、
対面でのサービス提供を前提として効率化されたオペレーションなど、
理想の患者体験を阻む要因はたくさんあります。
今の日本の医療者は、まだまだ本来持っている能力や価値を提供できていません。
もっと、患者⇔医療者の情報・価値の流れをなめらかにし、
両者がダイレクトにつながり合えるような世界を創ることができれば、
人々はもっと健康になれるのではないか。
私がPharmaXで目指すのは、既存の医療体験のIT化・オンライン化では決してなく、これまでにない"なめらかで個別最適化された医療体験の再定義・創造”です。
薬剤師とエンジニアが交わるPharmaXのものづくり
医療体験=患者UXを根本からデザインし直していくためには、それに対応する医療事務、薬剤師やロジスティクスのオペレーションを1から定義し直す必要もあります。
私たちはSaaSを薬局に提供するのではなく、
自社で薬局を構え、薬剤師やその他オペレーションメンバーを抱えています。
これは、一気通貫の医療体験を作っていくために、
オペレーションまで含めて自分たちのプロダクトであると捉えているからです。
さらに、私たちは、薬剤師の働き方改革にも力を入れていて、患者対応する薬剤師はリモートワークで自宅から対応できる仕組みの構築しています。
医療というのは、本来、患者と医療者のやり取り=相互の情報交換によって共に健康な状態を目指していくという非常にオペレーショナルな行為です。
だからこそ、最高の患者体験を生み出すためには、オペレーションメンバーが最大限能力を発揮できる環境が必要なのです。
ここに私たちの事業の面白いところであり、同時に難しいところがあります。
そのために、PharmaXでは、薬剤師やその他オペレーションメンバーとPdM ・エンジニア・デザイナーが高度に協働して、プロダクト開発に当たる必要があり、
これまで培ってきたこの協働力こそがPharmaXの強みだと私は考えています。
資金調達とKDDIとの協働
私たちがどれだけ優れたオンライン薬局を創ろうとも、薬局だけで医療体験が完結することはありません。
他のさまざまな事業者や医療サービスの提供者と連携し、一気通貫の医療体験を創っていく必要があります。
KDDIが持つ顧客基盤やヘルスケア事業のアセットを活用し、より多くの人になめ
らかなオンライン医療体験を届けていきたいと考えています。
来たるべき世界に一番乗りするためのPharmaXの組織・採用
近い将来、患者と医療者がどこにいても、オンライン空間上で相手のことを診て感じることのできる世界は必ず来るでしょう。
その世界では、さまざまな健康情報が医療者と患者の間で共有され、医療者は個別丁寧なアドバイスをすることができます。
このように技術が高度に発展した世界でも、人と人が向き合いながら、二人三脚で健康な状態に向かおうとする医療の本質は変わらないでしょう。
私は、テクノロジーの力を使って、「徹底的に患者と医療者の距離をなくし、世界で最も患者/生活者主体の医療体験を創る」ことに誰よりも早く到達できる組織を創りたいと考えています。
私たちはまだ数十人程度の未熟な組織であり、夢の実現のためには、組織をもっと拡大させていく必要があります。
患者・生活者に向き合い続けるカルチャーを維持しつつ、ひとりひとりが伸び伸びと活躍できる組織を築いていきたいと考えています。
まだまだ、私たちのチャレンジは始まったばかりです。
仲間モーレツ募集中!
私たちは、まだまだ何も成し遂げられないような小さなチームです。
自分たちが、少しでも「世の中をよくした」なんて、まだ到底言えません。
ですが、世の中をよくするための仮説と、その仮説に賭ける熱意を持ったチームです。
ぜひ、ぼくらと一緒に「世界で最も患者/生活者主体の医療体験を創造する」という大実験を行っていただける方を募集しています。
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