スズケン、血友病治療薬バイクロット配合静注用居宅配サービス開始

スズケンは2022年10月17日、連結対象子会社ケンツメディコがＫＭバイオロジクスが製造販売の血友病治療薬バイクロット配合静注用の居宅配送サービスを開始したと発表した。当面は限定した医療機関で同サービスを展開する。

従来、同剤は、製剤品質を維持するため「遮光条件下10℃以下凍結を避ける」の条件の下で、管理が必要だった。処方医師は、来院が困難な患者への処方をはじめ、保冷ボックス等を活用した薬剤管理の煩雑さや温度逸脱による製剤品質の影響などに悩まされていた。

ケンツメディコは、同剤を処方の医療機関に、パナソニック製の医薬品定温輸送ボックス「VIXELLTM」を活用し薬剤の厳格な温度管理を実現した。またGENieが提供する、医薬品輸配送専門の教育を受けた配送ドライバーを活用した医療機関への集荷から患者宅までの配送で、安心・安全な居宅配送サービスを実現した。