見出し画像

クオール、保険調剤で減収・減益。薬価・調剤報酬改定が響く

クオールHDは2022年8月5日、2023年3月期 第1四半期決算〔日本基準〕(連結)を発表。売上高405億5000万円(対前年同四半期増減率0.5%増)、営業利益16億5800万円(同 -9.3%減)、経常利益17億6000万円(同 -7.1%減)、四半期純利益(親会社株主帰属)10億100万円(同-3.0%減)と売上は横ばい・利益は減益。通期業績は、売上高1800億円(対前期比3.9%増)、営業利益120億円(同21.8%増)、経常利益120億円(同18.9%増)、経常利益120億円(同18.9%増)、当期純利益(親会社株主帰属)65億円(同18.4%増)を見込む。

■保険薬局事業
売上高371億5700万円(前年同期比 -0.1%減)、営業利益21億3900万円(同 -6.4%減少)。薬価改定や調剤報酬改定で、薬剤料単価と技術料単価が響く。
M&A、新規出店や在宅・施設調剤推進による規模拡大、コスト構造改革での利益の最大化に取り組む。出店状況は、新規出店5店舗、事業譲受による取得1店舗の計6店舗増加、閉店6店舗減で、総店舗数834店舗。

■医療関連事業
売上高33億9200万円(同6.9%増加)、営業利益は3億4900万円(同12.3%増)。
CSO事業は、増加するMR派遣需要に対応を目的に、幅広い経験を持った人財の採用強化や、専門領域MR育成プログラムの拡大、継続教育による質の向上等に取り組む。
紹介派遣事業は、薬剤師紹介派遣需要は回復傾向。産業医・産業保健師派遣は成約件数や売上高が増加。医薬品製造販売事業は、大手提携製薬企業との共同プロモーションで売上高が好調。


いいなと思ったら応援しよう!