ヤクルト本社、医薬品は薬価改定やコロナ過で減収・減益に。通期も減収・減益予想


ヤクルト本社は7月29日、第1四半期決算(連結)を発表。売上高1079億8300万円(対前年同四半期比12.0%)、営業利益147億7000万円(同27.2%)、経常利益184億6000万円(同12.1%)、四半期純利益114億5100万円(同-2.5%)の増収・減益。通期業績予想は、売上高4675億円(同12.6%)、営業利益590億円(同10.9%)、経常利益725億円(同5.8%)、当期純利益480億円(同6.9%)を見込む。

医薬品事業(連結)は、売上高38億5500万円(同-11.1%)、営業利益5億円(同-5.5%)と、減収・減益。通期予想では、売上高140億円(同-17.6%)、営業利益7億円(同-73.4%)を見込む。4月に実施された薬価改定で大半の製品が影響を受け、減収・減益。主力品の抗悪性腫瘍剤エルブラッドは後発品へ切り替えが増加。日本セルヴィエ社とプロモーション契約する抗悪性腫瘍剤オニバイドは、現在市場浸透を図る。

■研究開発
PI3K阻害剤デュベリシブ(米・セキュラ・バイオ社から導入)、HDAC阻害剤レスミノスタット(独・4SC社から導入)の臨床開発を推進した。

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