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アンジェス、米・スタンフォード大学医学部共同研究契約締結へ

アンジェスは2022年9月7日、米・スタンフォード大学医学部と改良型DNAワクチンの経鼻投与製剤に関する共同研究契約締結に関して取締役会で決議したと発表。同大学医学部教授であるDr.Ramasamy Paulmurugan氏、Dr.Tarik Massoud氏の両者が開発した「Gold-Nanostar Octopod」技術を活用する。この技術による新型コロナウイルス感染症を含む改良型DNAワクチンの経鼻投与製剤の研究を進める。

同大学は、ワクチンの経鼻投与製剤の研究が進み、武漢型の遺伝子配列を持つプラスミドDNAを使った経鼻投与ワクチンを作製。マウスでの実験で、血清中の抗体(IgG、IgA、IgM)の上昇を確認している。また、武漢型だけでなくβ株等の変異株も中和活性を示すことや、リンパ節・脾臓でも、スパイクタンパク質への細胞性免疫反応、液性免疫反応を確認している。今後、最新の変異株を用いた経鼻ワクチンの開発を開始する予定。

共同研究の契約期間及び研究費
研究期間:約3年
研究費: 約300万米ドル

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