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【疾患レファレンス】急性骨髄性白血病(AML)

急性骨髄性白血病(AML)は命に重大な危機を及ぼす疾患。好中球、好塩基球、好酸球、単球に成長する細胞が、がん化して短期間に骨髄の正常細胞と入れ替わる。

治療をしない場合、通常診断後数週間から数カ月で死に至る。治療で、20~40%の患者が再発せずに5年以上生存する。強力な治療を行った場合、若い人は40~50%が5年以上生存可能。再発はほぼ必ず最初の治療から5年以内に起り、5年を経過してもも白血病が再発しない場合は治癒したと考える。

白血病は、2020 年現在、全世界で約 47 万人以上の新規患者が存在し、約 31 万人が死亡。AML は白血病の 23.1%を占め、国内では、毎年約 7000 人が新たに発生する。成人患者の5年生存率は 21.1%。AML は、骨髄の白血病細胞の異常な増殖により、正常な血液細胞の産生が著しく阻害される。治療をしない場合、短期間で致死的になる予後不良な血液疾患。

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