久光製薬、ジクロフェナクナトリウムのP3主要項目達成せず
久光製薬は2022年10月28日、経皮鎮痛消炎剤ジクロフェナクナトリウム(開発コード:HP-5000)の変形性膝関節症に対する米国第3相臨床試験について、主要評価項目の投与12週間後の膝関節痛スコア(WOMAC Pain)のベースラインからの変化量は、同剤投与群はプラセボ投与群に対し、統計学的に有意な改善を示さず、有効性を検証するに至らなかったと発表した。
同試験は、変形性膝関節症患者を対象とした、12週間のプラセボ対照無作為化二重盲検並行群間比較試験で、同剤とプラセボを投与した際の有効性・安全性を比較した。なお、同社では「同試験から得られた成績の詳細な分析を行い、開発の継続可能性を検討する」としている。