ギリアド、2022年第2四半期決算。製品売上高61億ドルで横ばい
ギリアド・サイエンシズは2022年8月23日、2022年第2四半期決算を発表。製品売上高は61億ドルで横ばい。ベクルリーを除く製品売上高は57億ドル(前年同期比7%増)。HIV、細胞治療薬、Trodelvy事業成長によるもの。HCV治療薬の収益低下で一部相殺された。
HIV製品売上高は、平均売価上昇につなながるチャネルミクスや治療薬、曝露前予防薬の需要増加で42億ドル(同7%増)。
ビクタルビ:売上高28%増
デシコビ:同6%増
HCV治療薬売上高は、4億4800万ドル(同18減)。チャネルミクスによる平均売価低下、患者数減少が響く。
B型肝炎ウイルス(HBV)、D型肝炎ウイルス治療薬の製品売上高は2億3400万ドル(同1%減)。ベムリディ(TAF25mg)の売上は前年同期比3%減。中国の患者減少に伴うもの。
細胞治療薬の売上高は3億6800万ドル(同68%増)。
Yescartaの売上高は2億9500万ドル(同66%増)。米国・欧州での再発・難治性の大型細胞型B細胞リンパ腫(LBCL)、米国での再発・難治性濾胞性リンパ腫(FL)への需要よるもの。
Tecartusの製品売上高は7300万ドル(同78%増)。米国・欧州での転移性トリプルネガティブ乳がん(TNBC)、米国での転移性尿路上皮がんに、第二・第三選択治療薬として採用された影響。
ベクルリーの製品売上高は4億4500万ドル(同46%減)。同剤は新型コロナの影響を受けたもの。