旭化成ファーマ、スウェディッシュ社から２製品導入

旭化成ファーマは2022年９月15日、スウェディッシュ・オーファン（Swedish Orphan Biovitrum Japan）社から２製品の国内独占販売契約を締結したと発表。導入品は発作性夜間ヘモグロビン尿症に対する補体Ｃ３阻害薬「pegcetacoplan」と慢性肝疾患における血小板減少症改善薬「avatrombopag」の２つ。スウェディッシュ・オーファン社はSobi社の親会社。

「pegcetacoplan」は、赤血球の破壊（溶血）を引き起こす補体蛋白Ｃ３の機能を阻害するPEG化ペプチド２）で、発作性夜間ヘモグロビン尿症の治療薬として米国と欧州で承認されいる。米国ではApellis Pharmaceuticals,Inc.が「Empaveli」の商品名で発売。欧州ではSobiの親会社であるSwedish Orphan Biovitrum ABが「Aspaveli」の商品名で発売している。国内では現在製造販売承認を申請中。

「avatrombopag」は血小板産生を促すトロンボポエチン受容体の低分子作動薬。待機的な観血的手技を予定する慢性肝疾患患者への血小板減少症改善薬として米国、欧州、中国で承認された。

米国、欧州ではSwedish Orphan Biovitrum ABが、中国ではShanghai Fosun Pharmaceutical （Group） Co., Ltd.がそれぞれ「Doptelet」の商品名で発売する。国内では現在製造販売承認を申請中。