UCB、Dravet 症候群治療薬フィンテプラ発売-日本新薬が販売
ユーシービージャパン(UCB)は2022年11月16日、ドラベ症候群に伴うてんかん発作治療薬フィンテプラ内用液 2.2 mg/mL(一般名:フェンフルラミン塩酸塩)を、同日付で発売したと発表した。日本新薬が販売を開始した。
同剤は「他の抗てんかん薬で十分な効果が認められない Dravet 症候群患者におけるてんかん発作に対する抗てんかん薬との併用療法」が効能又は効果。UCBが 2022 年 9 月 26 日に製造販売承認を取得した。
国内の情報提供活動・販売は、2019 年に Zogenix 社(2022 年に UCB が子会社化)と日本新薬の間で締結された独占販売契約に基づき、日本新薬が実施する。ドラベ症候群は厚生労働省により指定に指定されている。
同剤は、セロトニン作動薬として 5-HT1D、5-HT2A と5-HT2C 受容体に対するアゴニスト活性を示すセロトニンを放出し、またシグマ‐1 受容体のポジティブモジュレーターとして作用し発作を抑制し、他の抗てんかん薬とは異なる新規の作用機序を持つ。
*疾患名に関して、添付文書上の表記は「Dravet 症候群」と表記。