花粉症シーズンが終わっても続く、くしゃみ、鼻水、咳、それはダニアレルギーでは?
日本人に多いダニアレルギーについてまとめました。
花粉症シーズンが終わって酷い鼻づまりから解放されてほっと一息。でもくしゃみと鼻水、人によっては軽い咳などがまだなんとなく続いている。
そんな人はダニアレルギーかもしれません。
ダニアレルギーのある人はどれくらいいるのか?
鼻炎の原因としてスギ・ヒノキ花粉の次に多いダニ。ダニのアレルゲンは1年中家の中にあるのでいつも鼻がすっきりしない状況が続きます。
アレルギー検査の会社が無償でこれまでの検査結果の集計を提供してくれています。
最新の2017年を選択して「吸入」、「全国」、「全年齢」、「年間」を選んで陽性率順に並べてみると・・・
1位スギ 55.7%
2位ハウスダスト1 46.2%
3位ヤケヒョウヒダニ 45.8%
4位コナヒョウヒダニ 42.8%
5位ヒノキ 36.0%
日本人全体ではなく、医師がアレルゲン検査を必要と判断した人(アトピーや喘息がある人が多い)を対象とした集計です。
何かのアレルギーの病気があって、検査をしたら55.7%の人はスギアレルギーをもっていたという読み取り方です。
さて、ダニ アレルギーは3位と4位にいますね。
「ハウスダスト1」とは何かよく聞かれるのですがこれはダニやカビ、昆虫、猫など様々な室内アレルゲンを混ぜたものです。アレルギーの原因が家の中にあるのか、家の外(花粉など)からくるのかざっくり見分けるための検査です。
ダニはスギより10%くらい少ないですが、かなり多くの人がダニアレルギーをもっていることが分かります。
蛇足ですが何かにアレルギーがあっても必ずしも喘息やアトピーになる分けではないです。ただ反応しやすいというだけです。
どんな人がダニアレルギーが疑われるのか?
「自分はダニアレルギーかな?」と確認する方法の一番はもちろん受診してアレルギー検査を受けることです。
ただ、ダニ アレルギーは花粉症ほど症状がつらくないので受診する人は多くないと思います。
アレルギーを推定するヒントとして「いつ」「どこで」症状がでるかがヒントになります。
ダニの場合はなんと言っても家庭内のダニ発生装置 『布団』に近づいた時に何が起こるか思い出してみましょう。
寝ようとしてベッドまたは布団に入り、掛布団を自分にかけた時または布団に顔を埋めて寝入ろうとした時、くしゃみや鼻水、咳がでませんか?
そんな症状がみられる場合はダニ アレルギーをもっているかもしれません。
経験談
私は春のスギ花粉症が酷くいつも春が終わるのを指折り数えて待っている人間でした。春が終わってもくしゃみや鼻水は6月ごろと8~10月ごろにまた酷くなっていました。
医療機関のポスターでよく季節花粉一覧が貼ってあり、それを眺めながら「イネ科とかブタクサとかヨモギの花粉症もあるんだろうな」と思っていました。
ところが喘息を発症してアレルギー検査を受けたところスギとヒノキ以外は花粉はすべて陰性。
代わりにダニがスギ同じくらい強く反応がでていました。
今はダニ抗原の対策方法知っているのでだいぶ楽です。ダニ対策は近日中に他のnoteで。
まとめ
スギ花粉の時期が終わっても続く鼻水やくしゃみ、咳はダニ アレルギーかもしれません。ダニアレルギーをもつ日本人は多いので自分がくしゃみをいつ、どこでしているか気にしてみるとアレルギーが推定できます。
ダニアレルギー対策方法の研究は最近急速に進んでいるので、対策法を知れば慢性的な症状から解放されるかもしれません。