布団の洗い方! 手洗い偏
先日の洗濯機洗い偏に続き、洗濯機に入らない大物布団の洗い方をまとめました。
しつこく続くクシャミ、鼻水、喘息対策に先日、布団を洗濯機で洗う方法をご紹介しました。
シングルの布団であれば、たいていは洗濯機に入るのですがダブルで中が綿だったりするとさすがに洗濯機に入りきりません。大きな布団は体力を使いますが、お風呂で洗えます。
洗う準備
洗濯機編と同じですが、洗濯表示を確認します。今回の数十年物の布団は洗濯表示が薄くなって全く読み取れなくなっていますが、中が合成繊維綿なのですすぎが一回で済む普通の衣料用洗剤を使います。
手洗いはすすぎ回数が多いと大変なので、ぜひすすぎ一回に対応している洗剤をお勧めします。
浴槽で洗う。
ご自宅の浴槽に入る大きさに畳みます。お風呂の残り湯で十分なので、お布団を入れる前に洗濯洗剤を入れて混ぜておきます。そこに布団をザブーン。
勝手には沈まないので踏んで全体がしっかり洗剤の水につかるまで踏みます。長年洗っていないなど汗や脂汚れをしっかり取りたい場合はこの後しばらく布団を踏んで洗います。ダニアレルゲンをとるだけなら水に浸した段階で溶けだしていると思われるのでそれほど熱心に洗う必要はありません。
子供がいると喜んで布団踏みをしてくれます。
洗濯水の水切り
洗えたと思ったらお風呂の栓を抜きます。布団が水の流れにのって排水口部分をふさいでしまいますので、排水口と布団の間に固いもの(風呂桶など)を差し込みます。(今回は子供のじょうろ。頑張れアンパンマン!)
排水がほぼ終わったら浴槽の壁に布団の一部をかけます。これは重力を使った脱水方法で布団から自然に洗剤の水が流れ落ちていきます。
時々ひっかけている部分をずらしながら30分程度を目安に重力脱水します。水が流れ終わった後の浴槽は様々な汚れやごみが残っていることが多いので軽く水を流してきれいにした後、浴槽に栓をします。
すすぎと脱水
再び、布団を浴槽に収まるサイズに畳んで浴槽にいれ、水を入れます。水が浸り始めると濡れた布団の布地が空気で膨らみます。
洗濯の時と同様に踏んで空気を出して布団全体を水に沈めます。
そして再び排水と重力脱水。
今度の脱水はしっかりと行う必要があるので、先ほどと同様に30分ぐらいずらしながら脱水した後に、布団を折りたたんで浴槽のへりにかけます。この時に布団の端が床につかないように折りたたんでかけるのがコツです。折りたたむことで布団の重さでよりしっかり水を切ることができます。
洗った布団を干す
浴槽のへりで重力脱水していた布団から水が滴り落ちなくなったら、布団を干します。動かすとまた水が滴り落ちるので干し終わったら風呂場から物干し場まで落ちた水を雑巾で拭きます。
干している間もポタポタを水が落ち続けます。マンションなど階下の方がいる方は手すりではなく物干しの方に干すことをお勧めします。
重力によりどんどん水が下がるので天気がいいと布団の下の方ではまだ水が滴っていながら上側はふんわり乾き始めたりします。
水が溜まる一番下の部分は乾きずらいので、7~8割乾いたら干す向きを変えるなどしてください。
中が綿の布団は洗っても塊ができたりはしないのでそのまま布団カバーをかけなおして使うことができます。
最後に
浴槽を使った手洗いであればたいていの布団を洗うことができます。
一方で排水と脱水に時間がかかるので干す前までの工程で3時間は必要になります。
そして腰を傷めないように注意してください!よっこいしょと水に濡れた重い布団を持ち上げることが多いので力任せに勢いよく持ち上げようとしないでくださいね。