アジスロマイシン1,000〜2,000mgを単回投与した時は、約3週間後に効果判定の受診が必要

    クラミジア感染による尿道炎や子宮頸管炎に、アジスロマイシン1,000〜2,000mgを単回投与した時は、約3週間後に効果判定の受診が必要。
    添付文書には以下のような記載あり。

    【ジスロマックSR成人用ドライシロップ2g】
    本剤2g(力価)を単回経口投与することにより、感受性菌に対して有効な組織内濃度が約7日間持続することが予測されているので、治療に必要な投与回数は1回とする。
    尿道炎、子宮頸管炎の場合には本剤1回投与後2〜4週間は経過を観察し、効果を判定すること。
    【ジスロマック錠250mg】
    尿道炎、子宮頸管炎の場合は本剤1000mg(力価)を1回経口投与することにより、アジスロマイシン感性のトラコーマクラミジア(クラミジア・トラコマティス)に対して有効な組織内濃度が約10日間持続することが予測されているので、治療に必要な投与回数は1回とする。
    尿道炎、子宮頸管炎の場合にはアジスロマイシン投与開始後2〜4週間は経過を観察し、効果を判定すること。


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薬備(ヤクビ)〜保険薬局薬剤師のアカデミック備忘録〜鎌田貴志
仕事より趣味を重視しがちな薬局薬剤師です。薬物動態学や製剤学など薬剤師ならではの視点を如何にして医療現場で生かすか、薬剤師という職業の利用価値をどう社会に周知できるかを模索してます。日経DIクイズへの投稿や、「鹿児島腎と薬剤研究会」等で活動しています。