インスリンキットのダイアルが動かない原因は、後針の装着ミス?
先日、「インスリンのダイアルが故障して動かない」と患者さんから問い合わせがあった。
その実物を持参してもらったが、確かにダイアルが回らなくなっていた。
「まさか故障?」と思いながら、色々調べていたら・・・
案の定・・・
後針がみごとに曲がったままセットされていた!
原因は間違いなくこれ。
・・・だと思うのだが、針がちゃんと刺さってなかったこととダイアルが回らないことにどんな関係が??
ってことで、メーカーに確認。
【メーカーからの返答】
上記のように後針が曲がった状態、もしくは針を付けてない状態・・・つまり、インスリンが外に出ない状態で無理に注入ボタンを押すと、ロックしてしまう安全装置がついている。
故障した器具で低血糖等を起こさないようにするための措置。
だとのこと。
インスリンキットのダイアルが動かないときは、もしかしたら針の装着の仕方が間違っているかも。
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仕事より趣味を重視しがちな薬局薬剤師です。薬物動態学や製剤学など薬剤師ならではの視点を如何にして医療現場で生かすか、薬剤師という職業の利用価値をどう社会に周知できるかを模索してます。日経DIクイズへの投稿や、「鹿児島腎と薬剤研究会」等で活動しています。