IoTでトイレ使用状況を通知&分析するぜ 番外マイコンの選び方とTWELITEの設定
マイコンの選び方
今回使ったTWELITEや、Raspberry PI、IchigoJam、Arduino、ESP-WROOM-02などなど、マイコンの種類はやまほどあります。
マイクロコンピュータなのかマイクロコントローラなのか、はたまたそれはすでにマイコンではない!などなどいろいろな考えがありますが、とりあえず大事なのは「俺のやりたいことがどれぐらいの時間でできるか」に尽きます。
このあたりは結局私のようなソフト屋がライブラリを選定するのと同じで「話題性・寿命・知恵・知識・経験・勘」といったあたりがざっくりとした指針になります。アンテナを伸ばしておかないとなかなか出会うのが難しいです。
例えばここでTWELITEを選定した理由は以下です。
・規格化された無線通信がプログラムを書かなくてもすぐ使える
・消費電力、電池2本3Vで長時間動く
・重さ
・サイズ
・値段
・入手性
他のマイコンを検討するには、例えば以下のものに着目するといいでしょう。
・GPIO(入出力)の数
・同対応プロトコルの種類
・USBなど必要としている規格化されたバスの数
・ネットワークインターフェース(対応無線通信の規格)
・SDカードなどのストレージへのアクセス
・RAMなどの記憶域の容量
・ファームウェアの対応言語・ライブラリ・開発容易性
・応答速度のオーダー
・耐久度・寿命
・ドキュメントの豊富さ
・事例
マイコンの仕様の知り方
最近はウェブページがしっかりしてるのでそれを見るのがオススメです。ざっくりと
・動作電圧・電力
・GPIOピンの機能・意味
・マイコンの設定のしかた
・ファームウェアの書き方
を抑えておけばいいんじゃないでしょうか。
TWELITEの設定の仕方
やっと本題です。前回の資料に全部書いてあるのですが、ここではあえてマイコンの仕様のページのURLを明示します。
まずマイコンのトップページにいきましょう。
今回は買ってきてそのまま使える「標準アプリ」というものでやります。リンクをたどってそのためのピン配置などを読みます。
そこに記載のあるとおり、配線するのですが、よくハマるポイントとしては指示通り「○○ピンをGNDに接続してください」というのを○○ピンは使わない入力のピンだから〜と資料を見落としてハマる。というものです。
このあたりはプルアップ・プルダウンという単語だけでも頭に入れておくとよいのですが、とにかく基本「High(+)かLow(GND)かハッキリさせないでどこにもつながっていない線」があると安定せず他のピンも思わぬ動作してしまうので、マニュアルで必ず確認すべきところです。
これでピンによる設定の仕方を学びましたが、ファームウェアで設定もできるようです。TWELITEではシリアル接続しインタラクティブモードと呼ばれるモードに入って設定するようです。(上記ページからたどっていけます)
これで前回の記事とあわせてマイコンの配線について学び、ついでに調べ方とかもわかっていただけたと思います。
次回からはトイレの明るさをRaspberry PIで受け取って Amazon Web Service に送り込む部分を作っていきます。