目指せ!創業!!全員副業!!!
クラウドファンディングで確かな手ごたえを得た私たち。
しかし、サークル活動として第二弾、三弾と、新しいジンを世に出すためには、まとまった資金を確保しなければならない現実に直面しました。
今は、1円で起業することも可能ということですし、働き方や働く場所も柔軟に選択できる時代。
私たちのやりたいことを実現するための土壌は整っているようにも思いますが、創業の道のりも決して容易いものではなく、この話を何回かに分けてお伝えしたいと思います。
「法人格」を持つことが私たちの課題を解決する?!
まとまった資金を得るために考えたこと
資金調達の手段はそんなに多くありません。
創業資金を頑張って貯める
親族や友人・知人から借りる
融資
クラウドファンディングで調達
投資家を見つける(ひとくちに投資家と言っても、いくつかにタイプがわかれ、投資に対するリターンや経営陣に求めるものが異なります。)
まぁ、おおざっぱに書くとこんな感じですかね。
クラフトジンブームが到来していると言われており、全国各地に新しい蒸留所が設立されたり、新しい商品が次々に投入されている現状を踏まえると、いち早く創業して事業化を目指したいと考え、「頑張って貯める」案はスピード感が乏しく不採用。
「親族や友人・知人から借りる」案も、中々厳しい。
クラウドファンディングの調達は一回成功しているものの、支援者・応援購入者あっての成功であるため、これを何回も再現することは難しそう…。
投資家?・・・どうやって出会うの?
しかも、私たちの事業は大きなリターンを得られるようなビジネスモデルではない(少なくてもその時点ではそのストーリーを描けていない)ため、相手にされないだろう。
そうすると、「融資」を獲得することが一番の“現実解”ではないかと、考えました。
いや、「融資」もそんなに甘くはないですが、一方で、国や地方自治体が新しいビジネスの誕生を支援する目的で「創業融資」という制度を運営しております。
私たちは、この制度を活用して創業への道を模索することにしました。
創業融資を活用するために…
とはいえ、起業の手続きや創業時の融資など、なにをどうしていいものか右も左もわからず、ネットサーフィンで情報収集。
一般的に「創業前」の融資は実績がなく、金融機関の融資判断で評価対象となるのは事業計画書と資本金の規模なのだそう。また、創業前融資の精度としては、以下2つがあることがわかりました。
日本政策金融公庫も地方自治体が行う制度融資も、申請するためには一定の要件があり、まずはしっかりとした事業計画書の作成と作成に対する相談やプランニング、セミナーを受講することで要件の1つをクリアすることが出来ます。※詳細な要件はそれぞれの申請要件をご確認ください。
TOKYO創業ステーションの門をたたく
さてさて、事業計画書の作成とそれを支援するプログラムを検討し、私たちが目を付けたのが『TOKYO創業ステーション』です!
この施設では、事業計画書作成のプランニング支援を無料で受けることができ、かつ、支援プログラムをすべて終了すると、提携金融機関や日本政策金融公庫から融資を受ける際に貸出金利が優遇されたり、東京都中小企業振興公社が実施する創業助成金(融資ではなく、事業に係る費用を一部助成してくれる制度)に申し込むことが出来たりという特典を得ることが出来ます。
TOKYO創業ステーションのサービスやその後の活動については、また、改めて紹介させていただきます。
お前たちは何者だ?!的な目で見られる
法人格を持とうとした理由のもう一つ。
設備を持たないPhantom-Distilleryというコンセプトで活動する我々は、自らでプロダクトを生産する能力を持っておりません。
そのため、OEMを引き受けていただける企業様を探すのですが、ファーストコンタクトで私たちは何者か?を説明するのが非常に難しいのです。。
法人格を持たない私たちは、人様に示せる資金力やそれを裏付ける情報はなく、「こいつら本気なのか?冷やかしか?」のように受け止められがちです。※もちろんファーストコンタクトから優しく接していただく企業様もたくさんおります!
相手側の立場を考えれば、それは致し方ないこと。
いくら働き方が自由だと言えども、それは「責任を持たないいい加減な状態」と紙一重です。
信頼に足る人物・組織なのかをパッと示せることになるには、まずは、きちんと法人を立ち上げて、事業活動をしているという事実が重要だと考えました。
ということで、Ginpsy法人化を目指して、ここから数か月動き回ることになります。
続きは、また次回。
ありがとうございました!