Electric Callboy "TEKKNO"-かじぃの2022年に買ったアルバム 第15回
ドイツ産おバカエレクトロコアメタルバンド、Eskimo Callboy改めElectric Callboyの3年ぶり、6枚目のアルバム。
前作までフロントマン(Vo)を務めていたセバスチャンが脱退。公開オーディションを経て新Voのニコを迎えて制作された。
なんでバンド名を改名したかは推して知るべし(苦情が入ったに違いない)。
評価は文句なしの☆5。
おバカバンドとは言ったけど、そのサウンドはゴリッゴリのエレクトロコア/ピコリーモ。80年代のグルーヴィーなダンスミュージックと現代のメタルコアをかけ合わせたような感じ。
しかもサビはだいたいキャッチーでポップ。
その上におバカな歌詞が乗り、MVがまためちゃくちゃ笑える。
めちゃくちゃノれるし、踊れるし、楽しいぞ!!
もちろんシリアスな楽曲もあるけど「そういうのは他のバンドにまかせてもええやろ」的な開き直り方が素晴らしい。
個人的には「これは売れなきゃおかしいでしょ」バンドの1位。
2位はIce nine killsね。
Fear, and Loathing in Las Vegasも売れたんだからこれも売れるでしょ?ねぇ?なんでこんな知名度ないの???
愚痴ってたって仕方ない。布教だ、布教。
いいからMV見ろ。いや見て?オネガイシマス。
笑ったでしょ?酷いでしょ?w
ノれたでしょ?この音楽性卑怯じゃない?w
今作、TEKKNOは前Voのセバスチャンとの音楽性の不一致からくるバンドのストレスを吹っ飛ばすかのように、パーティナンバーのオンパレードになっている。
MINDREADERのようなシリアスな楽曲もあることはあるけど、全体を通して単純に頭を振れるナンバーが並ぶ(そんなシリアスな楽曲ですらめちゃくちゃカッコイイのが凄い)。
外部からも様々なアーティストをゲストとして招き、楽しい轟音を掻き鳴らしてくれる。
「グダグダ言うな!踊れ!」とばかりに閉塞感に苛まれる現代社会の今をぶっ飛ばしてくれる。それが楽しい。めちゃくちゃ楽しい。
もう多くは語るまい。
気に入ったらSpotifyでもYoutubeでもApple Musicでもいいからヘヴィロテしてくれ。
最後に。
怒りに満ちたこの世界に「愛」をどうぞ。
サイコーかよ。