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お金知らずの奮闘記:FP3級受験してみよう
こんにちは。physです。今日は続けてきたFP3級受験勉強の振り返りもかねて合格に向けた作業について、具体的には資格試験受験応募の仕方・資格試験勉強計画の立て方・資格試験勉強のやり方についてまとめようと思います。特に、ほとんど無知だった私が、2週間ほどで模擬試験を7割正答することができた勉強法について、参考にしていただけるととてもうれしいです。
ちょうど受験申請期間ですので、皆様もこれを機に受験していただいて、なんなら合格していただけると嬉しいなと思います。
FP(ファイナンシャルプランナー)とは
ファイナンシャルプランナーは、一般に「お金のホームドクター」と呼ばれています。公式サイトでは以下のように言及されています。
FPとは、一人ひとりの将来の夢や目標に対して、お金の面で様々な悩みをサポートし、その解決策をアドバイスする専門家です。個々人や家族のライフプラン(人生設計)に基づく将来の収支の見通しを立て、最適な資産設計・資金計画を提案、アドバイスを行い、その実行をサポートします。
引用元:https://www.jafp.or.jp/confer/fpsoudan/choose/performance.shtml
ざっくりといえば、将来の不安の一つであるお金の不安についてアドバイスできる知識をもつ人のことです。もちろん誰かの不安についてアドバイスすることもできますが、当然その知識を身につけることで、自分自身の将来のお金に対する不安にも対応することができるようになることでしょう。
FPに要される知識は主に以下の6つのカテゴリに分類されます。
1. ライフプランニングと資金計画:主に社会保険や公的年金について
2. リスクマネジメント:主に保険について
3. 金融資産運用:主に金融商品・株式・債権について
4. タックスプランニング:主に所得税やそれらにまつわる税法について
5. 不動産:主に不動産の取引・法令・税金について
6. 相続・事業承継:主に相続・贈与税や財産の評価について
カテゴリを見ればなんとなく想像できるけれども、そういえばちゃんと勉強したり、誰かから教育されたりしたことがないので自信がないなあという方も多いのではないでしょうか。
今抱えている将来のお金の不安の根っこの一つは、これらの知識に自信がないことであるとも思います。
今貰っている給料になんの税金がどれだけかかっているのだろう、給料が上がった時引かれる税金は一体どれくらいなのだろう、今加入している保険や支払っている住宅ローン、保有している資産などもろもろ合わせて一体どれくらいの純資産があるのだろう、副業や資産運用で得た所得に対して一体どのような税金がかかるのだろう、節税するにはどのような方法が考えられるのだろう、そしてどう正しく確定申告をすればいいのだろう、家族が増えたときにどれくらいの税金がかかったり、控除がされたりするのだろう。。。
将来の不安は実は現状を正しく把握できていないから立ち上るのかもしれませんし、仕組みをよく知らないことがどんな対策を今後立てていいかわからないという不安を生んでいるかもしれません。
なので、学びましょう!笑
いかに情報化社会といえども、自分で積極的に知識武装していかなければすぐやられてしまいます。自分で自分のお金のホームドクターになりましょう!
勉強には目標があるとモチベーションを保てます。なのでまずは受験の応募をしましょう。とりあえず一旦背水の陣です。
応募方法
こちらからFP3級技能検定の申請が可能です。締め切りは2021年7月27日の17時30分までです(多分、日本時間です)。”きんざい”の試験を受ける場合は別のサイトになります。本質的には同等の技能検定ですが、形式が異なります。後述する試験対策本を読んで、ご自身にあうと思しき方の試験を選択してみてください。
また試験実施日は2021年9月12日(日)です。まだ2か月弱あります。これから勉強を始めてもまだぎりぎり間に合うのではないかなと思います。合格の確率を上げるためにはモチベーションを保ちつつ効率的な勉強を継続していく必要がありますね。以下ではその勉強方法の一案を提案しています。参考になりましたらとてもうれしいです。
試験勉強方法案(書籍編)
まずは試験勉強用の書籍が必要です。もっともポピュラーで有用な書籍の一つは「みん欲し」シリーズでしょう。
とりあえず問題集を繰り返せば、合格点には届くと思います。私は最初は問題集だけで勉強し、付属の模試で合格基準を超えましたが、勉強するうちに楽しくなってしまって追加で教科書も買ってしまいました。
ただ、体系的に学びたい・辞書的に調べる際に使いたいという場合は問題集だけではなく教科書もあると便利だと思います。
先ほどの”きんざい”も同等の試験でどちらを受けても大丈夫という話は、上記書籍の「FP3級の試験概要」をご覧ください。
試験勉強方法案(目標編)
FP資格の試験には「学科」と「実技」の2種類あります。「学科」は端的に上記6つのカテゴリごとにその知識を問うものです。一方、「実技」は実技とはいうものの、その内容はケース問題のようなものなので、基本的にはやっぱりペーパー問題です。
「学科」も「実技」も6割正答で合格です。「学科」の場合は60問あるので36問正答、「実技」の場合は20問あるので12問正答で合格します。これは確実に合格できるボーダーラインです。最初からここを目指して勉強するのもありです。
ただしこのペーパー試験、ありがたいことに選択式の問題です笑。なのでランダムで選択しても幾ばくか正答します。つまり「学科」の場合は30問が2択、残りの30問が3択であるので、60問中最低でも22問確実に正答することができれば、期待値的に合格点(36問正答)が取れるということです。
一方「実技」の場合は20問すべてが3択であるので、8問確実に正答することができれば、これも期待値的に合格点(12問正答)を取ることができます。
上記はとりあえず確率的に合格するためのボーダーラインです。まずはここを目指して勉強していきましょう。
次に具体的な勉強計画について、お話しします。
試験勉強方法案(勉強作業編)
可能な限り効率的で、モチベーションを保てるように、学習のテクニックを用いて取り組んでみましょう。学習のテクニックについて参考にした図書はメンタリストDaiGoさんが著者の「超効率勉強法」という本です。
ここで紹介されているテクニックから「想起」と「分散学習」の一部を取り入れて勉強を行うことにしました。具体的には以下の通りで勉強を行っています。
まず「想起」テクニックとして、問題集を解く際に「1問ずつ解いて答え合わせをし、そしてその場で何も見ずに問題と解答解説を丸ごと思い出す」ということをします。
たとえば、3級の問題集を開いて1問解きます。その後すぐに解答集を見て、答えと解説を確認します。その際に、答えを覚えるのではなく、問題文と解答までの道筋を覚えようとします。正誤問題であれば、問題文のどこが間違いなのかとか、選択問題であれば、間違いの選択肢のどこが間違っているのか、などを暗記しようとします。暗記しようとしたらば、何も見ずに問題と解答解説を諳んじようとします。ここで暗記できていればなおよしでしょうけれど、諳んじられようが諳んじられまいが、個人的にはどちらでも大丈夫じゃないかなと思います。まだ最初の1回目です。次覚えたらいいじゃないですか。
でも覚えられないと受からないのではないか?という疑問はもっともです。それを払しょくするためのテクニックとして次に説明する「分散学習」というテクニックを使っていきましょう!
「分散学習」では本書で取り上げている「インターバル復習」という忘却曲線に従ってタイミングよく復習を繰り返すことで長期記憶化することを狙う学習法を採用します。具体的に復習を繰り返す間隔として以下の方法が書籍で紹介されています。
最初の復習は1~2日後に行う
2回目の復習は7日後に行う
3回目の復習は16日後に行う
4回目の復習は35日後に行う
5回目の復習は62日後に行う
当時この方法を「みん欲し問題集」に応用してスケジュールしてみたところ、以下のようになりました。
おおよそ2週間ほどで問題集を1周し、この時にはすでに付属していた模擬試験を解くと無事7割ほどの正解率になりました。多分FP3級くらいの分量だと5回繰り返さなくても十分合格ラインに達するのではないかなと感じます。
ちなみに1章分の問題を解いて暗記して~、をやると大体初回は1時間ほどかかりました。2回目以降の復習では大体所要時間は初回の3分の1程度に圧縮できます。復習する際には意外に暗記できているので、なんとなくなんとかなりそうという実感が湧いてくればもうシメたものですね。
もし、一日に1時間も時間が取れないという方は1章分の半分などに細分化して軽めに回すという方法もできますので、上記の時間を目安にご自身の状況に合わせて調整してみてください。
試験勉強方法案(モチベ編)
別の note クリエイターさんにも絶賛進行中で合格を目指してらっしゃる方をお見掛けしましたのでご紹介させていただきます。
この方は、ここで紹介した方法とはまた別の方法で学習されたり、モチベーションを維持する工夫をされていたりして読んでいて、私も勉強になりました。このような同志の方たちを積極的に探していくというのも気分の切り替えやモチベ維持にもなるのではないでしょうか。(書籍を細分化して持ち運びやすくするなどもとても画期的だなという風に思いました。)
ちなみに私のマガジンでは勉強の日記が記されているのでこちらもお時間ある方は読んでいただけるととてもうれしいです!
一緒にあなたもFP3級を受験してみませんか。こんな時代のこの国で、すこしでも将来の不安を払拭していきましょう!