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派遣薬剤師

現在も私が続けている派遣薬剤師について改めて書いてみようと思う。

元々、私が派遣薬剤師になった理由は様々な薬局で現場の経験を積みたかったためだ。病院前やクリニックの門前など様々な診療科の経験出来たことは、派遣を続けていられる自信に繋がっている。
私の場合は運良く毎年半年くらいお世話になる派遣先の薬局があるので、派遣薬剤師では経験しにくい患者との密なコミュニケーションを取ることも出来ている。
もしかしたら自分自身はレアなケースなのかもしれない。

この後はどのような派遣薬剤師と働いたことがあるかについて書いていく。
本人に直接聞いた訳ではなく私の主観なのでそこは了承願いたい。

派遣薬剤師その1  アルバイト感覚な派遣薬剤師
責任感も知識も乏しく、資格を最大限に利用して時給を稼ぐタイプ。
このタイプは割と一緒に働く薬剤師に嫌がられるケースがあるので注意。
時給が高い薬局を探すのでどこにでも行く人が多い。
ちなみに薬剤師の専門性に対しての感覚の表現であって、決してアルバイトという働き方を貶めていないことを追記しておく。

派遣薬剤師その2 派遣先の薬局を評価する派遣薬剤師
依頼された仕事に薬局の機能改善や薬剤師の教育がないのに、過剰に自分の知識と経験を元に派遣先の薬局を評価する薬剤師。
このタイプは人当たりがいいか悪いかで一緒に働く薬剤師の評価が変わる。人当たりが悪いと偉そうな嫌な薬剤師、人当たりがいいと頼りになる薬剤師。

派遣薬剤師その3  太鼓持ちタイプの派遣薬剤師
派遣先の上層部に取り入って自分のポジションを確立することがうまい。
後は派遣先の薬局で上層部に気に入られているからと偉そうにすると嫌われるし、現場のスタッフにも取り入ることが出来ると評価されることが多い。
仕事が出来ない太鼓持ちタイプは派遣薬剤師ではなく、通常勤務の方がいいと思う。

派遣薬剤師その4  勉強しにきました派遣薬剤師
やる気があり派遣先の薬局で勉強させてくださいという薬剤師。このタイプは元々の知識や経験がどの程度であるかで現場の評価が変わる。元々の知識も経験もないと派遣薬剤師としての機能は低いと判断され評価が下がる。実社会はやる気だけではどうにもならない。

派遣薬剤師その5  派遣薬剤師なのでが口癖の薬剤師
このタイプは派遣薬剤師なので何でも頑張るということではなく、派遣薬剤師なのでこの業務は出来ないと言うことが多い。他の業務が平均点以上なら派遣薬剤師なので仕方ないで済むが、普段の仕事の内容が悪く態度も悪いと評価は下がる。

ここまで色々と書いてきたが派遣薬剤師に必要な物は何かと聞かれたら何と答えるか考えてみた。

まずは基本的な薬識。薬剤師という専門職で必要。

治療ガイドラインなど治療法の知識。処方医の処方意図を汲むために必要。

観察力。患者への投薬の時だけでなく、一緒に働くスタッフの性格や人間関係などを把握するのにも必要。

適応力。その薬局に対してふさわしい仕事を行う。自分の主張をしないのとは違うので注意。

感謝する心。派遣先の薬局がないと仕事にならないので感謝の心は必要。次回もお世話になるかもしれない。

この文章を読んで派遣薬剤師に興味を持ってくれた人がいるとありがたい。

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