San Agustin Church, Intramuros, Manila, サン・アグスチン教会、イントラムロス、マニラ(1)
マニラの歴史地区イントラムロスにあるサン・アグスチン教会。イントラムロスはスペイン語で壁の内側という意味で、スペイン人が入植した16世紀後半に建築された城塞都市です。同地区は、第2次世界大戦において大変な被害を受け、多くの建物が破壊されますが、サン・アグスチン教会の会堂は被害を逃れたそうです。教会はアウグスティノ会によって16世紀後半に建立、初期の教会は火事で失われますが、1607年に石造りの教会を完成。現存するフィリピン最古の石造りの教会だそうです。建築様式はバロックスタイル。フィリピンのバロック様式教会群(Baroque Churches of the Philippines)としてユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されている教会の一つです。
教会はGeneral Luna通り沿いにあります。会堂は長さ約70m弱、高さは約25mだそうで非常に巨大です。
会堂の敷地の入り口、結婚式があったようです。
歩いてきた方向を望みます。教会周辺は博物館、レストラン、ホテル等があり、観光名所ですが、現在(2020年12月時点)は限定的なようです。人出が少ないかと思いましたが、写真を撮っているフィリピン人がみられました。クリスマスの飾りやイルミネーションを楽しんでいるようです。雨上がりの石畳が美しいです。
会堂の上部、左側にも鐘楼があったそうですが、1880年の地震の際に被害を受け、取り除かれたそうです。
右側の建物には博物館や庭園などがあります。会堂の中へ入るためにはチェックがいるようです。
敷地内には大きな木や車が止まっており、少々雑然とした写真になってしまいますが、宵時のライトアップされた教会は美しいです。
General Luna通りへ、車も人も多いです。馬車も走っています。
通り沿いの建物に飾られていた電飾。フィリピンの伝統的なクリスマスの装飾「パロル」が飾られています。派手なタイプもありますが、素朴な感じで美しいです。建物も歴史的建造物のようですが、地図を見ると会社の事務所のようです。
2020年12月訪問。