O.L. of the Philippines, トラピスト修道院、ギマラス島、フィリピン
フィリピン、ギマラス(Guimaras)島にあるトラピスト修道院。イロイロ市から船でギマラス島まで約30分、ギマラス島のJordan港からトライシクルで行ける距離、島の内部よりにあります。日本にもトラピスト修道院がありますが、フィリピンには2か所あるそうです。正式には戒律シトー修道会、Ordo Cisterciensis Strictioris Observantiae(O.C.S.O.)と呼ばれ、O.C.S.O.のホームページによると、O.L. of the Philippinesとの名称で、修道院の設立は1972年だそうです。
ロードサイドにありますが、その一角の植生が異なるようで、高原にいるような雰囲気が変わります。木立の中に近代的な会堂があります。
会堂は祭壇を中心に3方向に席が配置されています。左側から入ります。左側に十字架があり、向かい側と右側に祭壇と正面となる席があります。誰もいませんが、静謐な癒しの空間が広がり、正直、南国にいることを忘れてしまいそうな空間です。
祭壇方向。聖像はありますが、全般的に装飾が限定的です。
入り口方向。
ステンドグラスは抽象、シンプルなものと具象的なものが組み合わされ配置されています。
正面の入り口は入れず、反対側に回り、右側の会堂席から。シンメトリックです。左側に祭壇、手前に聖水盤があり、貝殻のようです。
床に映る光の棒が美しい。何枚も撮ってしまいます。
外側を回ります。結構木々が生い茂り、林の中の教会といった感じです。
来た道を戻ります。修道院の敷地は広く、立派なギフトショップ・カフェがあります。祈りと労働がモットーなので共同生活によりいろいろと生産しているようです。クッキー(フィリピンではotapと呼ばれています)が有名なお土産の一つのようです。日本でもトラピスト修道院のクッキーやバターが有名なことを思い出しました。遠くに工場も見えます。
また、トライシクルに乗り、次の目的地を目指します。
2019年3月訪問。