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ひとつこなすとひとつ抜け落ちる。

そうそう高性能に出来ていないわたしは
今夜友達に渡すプレゼントは持ったのに
通勤中に続きを読みたかった文庫本を持ち忘れた。

本を読む気分が出来上がっていたのに、どうしてこうも…と自分に対するイライラがはぜそうになりながらもコンビニに滑り込んだ。

最近のコンビニは本のコーナーが充実していた気がする。なんかあるような気がする。運命的な出会いがあるような気がする。


ふんふんふんと鼻息を鳴らし、憶測だけで膨らみ続けた期待を胸にコンビニエンスストアの文庫本の棚を見た。目に入った本棚はガランガランのスッカスカで、閑古鳥が「お前なんてお呼びじゃない」と鳴いていた。超有名作家の新作とかメジャーな小説はあると思ったのに!さっぱりねぇじゃん!

ふんふんふんだっと鼻息任せに階段を上り電車に乗り込んだ。

そういえば

こっちに来てから好きな本屋さんが無い。
前の町には好きな本屋さんがあって、時間潰しと思って入ったのに、気づいたら本に溺れまくった本屋さん。

昨日の夜も本が読みたくて、通勤途中に立ち寄りやすい本屋に寄ってみたけど、棚の位置に慣れずに読みたい本を見つける前に挫折した。


物を減らした時に本もずいぶんと減らしたけど
本は手放したくなかったなと知ることができた。

物理的にスッキリしたけどちょっぴり寂しさが残っている。
私はどうも小説は手元に置いておきたいタチのようだ。

ないと思えば

ないと思えば、思うほど活字が読みたい。
Spotifyで流れる曲の歌詞を眺めて
やっぱり好きだな〜〜〜タイムにしたけど
まだちょっと物足りなくて、一連の流れを書いてみることにした。

日々生まれては消える気分のような気持ち。消失し行く気持ちをいちいち覚えていない様に私はやっぱり高性能にできていない。

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景
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