世の中、エンタメが多すぎる!
某スマホキャリアのCMの○倉涼子さんを思い浮かべて、このタイトルを声に出して読んでみましょう。
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世の中、地方民のエンタメに少し優しくなってきたなって思うんです。
昔は、「エッッッ この番組、こっちで放送されないじゃん……」とか、「ウゲッ これテ○東じゃん ほぼ一生見れないじゃん……」とかめちゃくちゃ多かったなって。
でも今は、見逃し配信とかタイムフリーとかもあって、(課金の要否もあるけど)地方民に優しいエンタメになってきたなと、最近思うようになりました。
私も最近、radikoに課金を始めて、地元以外の地域のラジオ番組のタイムフリーを聞くようになりました。
晴一さんのカフェイレとか、健司さんのオフケンとか、トニセンのネクジェネとか。
昔、ちょっと非公式的な方法でカフェイレを聞いていた時期もあったのですが、ひと手間加える必要があり、それがめんどくさくなって聞くのをやめました。
あとは、オールナイトニッポンの土曜27時からの枠って、なぜか宮城で放送されないんですよね……これに何回泣かされたことがあったか。。。
見逃し配信と言えば、TVerもすごく画期的ですよね。
それこそ、こっちでほぼ一生放送されないテレ東の番組とかが、リアタイからほとんど時間を置かずに見れるようになりました。
これって、地方民からしたらすごくありがたいことだと思います。
「これ超楽しかったー!」と見れる地域の人が感想を呟いている中、「いつになったらこっちで見れるのかな……」と指を咥えながら、いつ来るかわからない放送日を待ち続けたこともありました。
※ちなみに、テレ東製作の番組が一生見れないというわけでもなく、忘れた頃に放送されることもしばしばあります。あとはBSテレ東でたまーに放送されたりとか。
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東京や大都市圏にエンタメが集中する中、このようにメディアだけでも「地方格差」みたいなものが少しずつ撤廃されていっているなと感じています。
ただその一方、「エンタメの洪水」でおぼれかけているなとも感じるようになりました。
昔からラジオが好きなので、ここから先はオールナイトニッポン(以下、「ANN」)を例に話します。
ANNには、皆様ご存じの深夜25時からの枠(ANN無印)と、深夜24時からの枠(ANNX)、そして深夜27時からの枠(ANN0)と、大きく3つの放送枠があります。
平日5日間だけで見ても、3枠×5日間=15人のパーソナリティがいて、なんと15番組あるんですよ。
(すごく細かくいうと、曜日によってない放送がない枠があったり、ポッドキャスト限定枠があったり、サタデースペシャルがあったりとか、もっともっと細々しているのですが……ざっくりということで考えてください)
そのうち宮城県・東北放送で聞けるのが、主に無印枠・0枠の2枠。その他にも曜日によって聞ける・聞けないがあり、まあとにかく細々してるんですよね。
話がちょっと逸れるのですが、ANNは時々「スペシャルウィーク」と題し、まあ要するに聴取率アップキャンペーンみたいなのをやっています。
つい先日もスペシャルウィークを行っており、星野源さんのお友達のニセ明さんがANNをジャックしたり、佐久間宜行さんの番組に手越くんがゲスト出演したりなど、まあちょっとしたお祭りが行われました。
今をときめくアーティスト・キタニタツヤさんもANNファミリーの一員です。担当は月曜のX枠。
今回のスペシャルウィークには、東大王でQuizKnockの伊沢拓司さんがゲストで出演していました。
大学時代、伊沢さんはキタニさんのサークルの先輩だったそうです。
特段キタニさんが好きとか伊沢さんが好きだとか、そういうわけではなく、ただ単に「面白そう」というだけで、キタニさんのANNを聞いてみようということになりました。
ところが、ANNX枠は、残念なことに東北放送はネット局に入っていません。
(この時間帯、東北放送ではANNXの裏番組・文化放送の「レコメン!」を1時間だけネットしています。1時間だけってなんでだよ)
昔の頃の私だったら、「どうしても聞きたいわけじゃないし、聞けないなら諦めるかあ」となっていました。
ただ、今はお金を自分で好きなように(もちろん節度を持って)使える社会人。なので、radikoに課金して軽率に聞くことができました。
課金の要否もあるけど、こうやって「昔、悔しい思いをして諦めたコンテンツを、諦める必要がなくなった」というのは、すごく画期的だと思います。
ただ、こうやってより簡単にエンタメに触れられるようになったからこそ、「触れたいエンタメが多くなりすぎている」という現象に陥ってしまっていると、今感じています。
(言いたいこと伝わりました?)
昔からラジオが好きで、バナナマンの「バナナムーンGOLD」とかすごく気になってはいたんです。お名前は存じていたのですが、TBSラジオでしかやらないので、地方民はほぼ確実に聞けないし。
それこそ、文化放送の「レコメン!」では、昔今井翼さんがコーナーを持っていて、「宮城で聞けないものが何で福島でネットされてんだよ!!」と半分怒りながら、郡山の祖母の家で聞いたこともありました。
トニセンのネクジェネなんか、宮城以外の東北5県のFM局でネットしているのに、いまだに大都市仙台では聞けないんですよ?(?)
そんな、地方が故のむずがゆさとか、隣県なのに聞けない悔しさみたいなものが昔は多かったように感じます。
それはラジオに限らずテレビでもそう感じていました。
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手軽に・多くのエンタメ・コンテンツに触れられるようになったからこそ、時間は一日24時間しかないので、エンタメの取捨選択をしていかないとならないかなと、最近つくづく思うようになりました。
……まあ、エンタメを取捨選択しなければならないほど、仕事に時間を費やさなければならないのが悪いんですけどね(そこ)