ノジマ、VAIOを買収

2024年11月、家電量販店チェーンのノジマが、パソコンブランド「VAIO（バイオ）」を買収する意向を発表しました。ノジマは、家電製品だけでなく、IT関連のサービスや製品展開にも力を入れている企業であり、VAIOを傘下に収めることで、パソコン市場での競争力を高める狙いがあるとされています。

VAIOは元々、ソニーが1996年に立ち上げたパソコンブランドですが、2014年にソニーから独立し、VAIO株式会社として新たなスタートを切っていました。現在も日本国内外で高品質なノートパソコンを提供していますが、競争の激しい市場環境でシェアの拡大に課題がある状況でした。

ノジマによる買収は、VAIOにとって資金や流通の面での支援となり、ノジマの強力な販売ネットワークを通じてVAIO製品の販売を拡大する可能性が期待されています。また、ノジマは買収を通じて、VAIOの技術力を活用した新たな製品やサービスを展開する方針も示唆しており、両社のシナジーがどのように発揮されるか注目されています。