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SELECT O MATIC 5617


芯ホルダーの紹介



チェコの筆記具メーカー、Koh-i-Noor Hardtmuthの芯ホルダーです。1790年に設立された、世界で最も歴史のある筆記具メーカーの一つです。

長い歴史と共に、たくさんの製品を世に送り出しています。最近では物珍しい筆記具という立ち位置にいる芯ホルダー、現行品でも沢山の製品があります。

その中でも、名作と呼ばれる SELECT O MATIC 5617を紹介したいと思います。

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特徴的な部分は黄銅色のクラッチとノックボタン部分だと思います。ノックボタンは組み合わせで17段階の芯硬度を表示することができます

樹脂製であることから、耐久性に不安が残ります。自分のものはまだ不具合は出ていませんが、いつかは割れたりしそうで怖いですね。劣化問題はどのくらい丁寧に扱っても仕方のないことなので、割り切るしかありません。


黄銅色のクラッチは、グリップや軸とかなりマッチしています。ここが銀のクラッチだった場合、かなりデザインに違和感が出ていたと想定されるので、見た目に関してかなり秀逸なチョイスだと思います。

軸は金属製ですがかなり軽めの軸で、塗装の禿げが結構目立つなと言った感想です。

・使用感について

筆記感はとてもいいです。ローレットがとても粗く、しっかりグリップしてくれます。上部軸は金属なのでしっかりと握れますが、軽いので重心位置も良いと思います。

ホールドもかなりとガッチリとしていて、かなり先は安定していると思います。

デメリットとして、ノックがかなり重いことが挙げられます。軸が長いことと挙動が重いことが相まって、かなりノックしにくいです。

2.0mmから3.15mm対応です。ユーティリティ性にも富んでいて黒鉛芯やD1規格リフィル、太カラー芯など、色々な芯をクラッチできます。

自分はDAHLE 53482を使っていますが、直線的に結びつくのでとても美しいと思います。
3.0mm芯などをクラッチしても、かなり収まりがいいのが、ステッドラー 社の787マルスパンテクニコとの大きな区別点かと思います。(あれはそもそもグリップとして役割を果たしてないグリップなど、様々な欠陥が...)


・最後に

かなり珍しいペンなので、なかなか市場などにも出回らないと思います。出会ったらぜひ買ってみて欲しいと思います。

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