記者室の利用について徳島新聞記者から厳しい質問
7/28に内藤市長の定例記者会見が行われました。
そこで、徳島新聞の記者から「記者室の利用」について厳しい質問と意見が出されました。
該当箇所から映像がスタートします。
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徳島新聞記者
徳島新聞です。
阿波おどりのことではないんですけど、今、記者室の運用について市の方と記者クラブで協議しておりまして、その点について市長の記者室のあり方とかそういうご意向や見解をお聞かせいただけますでしょうか。
内藤市長
今、とりあえず事務方レベルでお話をしていると思いますので、あとは事務方で今の….
(職員に目配せ)
徳島市職員
えっと…記者室の運用というのは、なんというか…
「使わせてください」ということでしょうかね。
徳島新聞記者
使わせてくださいということではなく、今これまで記者室もあり方が、まあ…ちょっとこれまでのあり方ではちょっとどうなんだろうという意見もあり、記者クラブとの話し合いがはじまっているんですけど、まあどのような形になっていくのか市の方としてはお考えを持っているのかなと思って。
(内藤市長は職員に目配せ。数秒の沈黙)
徳島市企画制作部職員
企画制作部でございます。
記者室につきましてはこれまでも事務レベルでのご説明をさせていただいてると思うんですけど。
(うんうん、と頷く内藤市長)
まあ旧大蔵省の措置でありますとか..
あるいは…ああ…ええ…
まあ実際の判例…まあこういったものを踏まえてですね
一応市役所は行政財産でございますので、そういったなかで自ずから運用というのが決まってくる。
そういったなかで、法令等に則って適切な使用ということで私どもも考えてございます。
まあそういったなかで記者室の使用につきましても考えていくということで
またそのなかで必要があればですね、記者発表などもその辺のものは共有していきたいということでお伝えさせていただきたいと思っております。
で、いずれにしましても
あのう…法令に基づく対応ということで
あのう..事務レベルの方できちんと的確に適切に対応していきたいということでございます。
(しばし沈黙が続く)
徳島新聞記者
徳島新聞です。
ちょっと確認なんですけど、今市の方が「使わせてくださいということですか」と言いましたが、我々が『使わせていただいている状態』という感覚なんですか?
『我々につかわせてやってる』という感覚なのでしょうか。
(眉をひそめる内藤市長、職員に目配せ)
徳島市職員
あのすみません。
どういう意図でご質問されたのかわからなくてですね…。
その…要は..使わせていただいている…使わせてあげている…
そういうあれではなくて..その…なんでしょう
具体的にどういう意図でされたんでしょうか。
徳島新聞記者
そういう考え方を持ってるからそういう発言になるんじゃないですか?
「市が我々に使わせてやってるという感覚があるからそういう発言が出るんじゃないですか」と聞いてるんです。
徳島市職員
いえ、そういう意味ではございません。
徳島新聞記者
それはまあ構いません。
あの…まあ個人的見解と受け取っていただいても構いません。
記者室というのはなぜ設置されているのかというのも市の(職員の)みなさんにも考えていただきたいんです。
これは双方にメリットがあるから置いてるはずなんですね。
だからそういうのも踏まえた上で運用していくべきだと私は考えますし、
もっといいますと、これまでも過去をさかのぼってみると、
そもそもの市長の記者会見というのは記者室..
ソファが置いてる部屋で行われていたという経緯もありました。
で、我々からするとですね
やっぱり市民の発表の場ていうのがやっぱり設けるべきであると思うし、
我々は幅広くそういう市民の一員の方のご意見に耳を傾ける義務と責任があると考えております。
そうした場合に一般の市民の方が有料の会議室とかホテルなどを借りるというのは非常に敷居が高いわけなんですよね。
だから我々は便宜上、「発表したい」「説明したい」ことがあれば「記者会見」という名称で...これ名称の問題なんですけどただの「会見」というのを。「発表したい」「いいたいことがある」のであれば、そこに(報道)各社おりますんでね。
そこでほなやりましょうかという待遇をこれまでしてきました。
というふうに私は個人的には考えております。
で、そういう一般の市民の方、これは市にとって都合のいい話であろうが悪かろうがいろんな意見があるわけなんです。
なので、そういう場合に対して「協議」とか「話し合い」とか綺麗な言葉を使っておりますが、要は「会見はさせたくない」ということだと我々は受け取ってるわけですよ。
それは私は個人としては断じて認めるわけにはいきません。
以上です。
(目線を下げ沈黙する内藤市長、職員の方を見る。しばし沈黙が続く)
徳島市職員
今、新居記者の方からですね、一応まあ見解ということでお話でありました。えー...それについてはあのう..お話として受け止めはしたいと..思います。
で、そのうえで記者室の使用につきましては、
あのう...考え方自体は..あのう..基本的にまあ市の広報事業の一環といたしまして市の事務事業、この広報を円滑に進めるということで記者室というのはそれぞれの各公的機関がそれぞれの判断で設けてるというところでございますので。
あの..これはどの自治体でも見解は変わらないと思っています。
でまあこういったなかで、私どもも…ええ…行政財産というふうでございますので、まあそういったなかで、適切にその使用を考えていくという
そういったなかで…我々としてもやっていきたいというふうに思っております。
その点はご理解いただければと思っています。
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市政記者クラブを利用させてもらえなかった遠藤前市長
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