なぜ?徳島市議会は未定稿を掲載してはいけないの?
徳島市議会3月定例会も波乱のうちに閉会します。
そして市議会議員選挙が4月には開催されます。
4年間市議を務めた議員が、本会議や委員会でどのような発言をしたのか知ることは、有権者が誰に一票を投じるか検討するための大事な情報です。
多くの議会が委員会の議事録まで公開しているにもかかわらず、徳島市議会では委員会の議事録は「情報公開請求」をしないと手に入れることができません。
「未定稿を掲載するな」と徳島市から連絡
私たち「内藤市長リコールと議会を変える市民の会」では、こうして情報公開がなされない委員会の様子をいち早く市民の皆様にお伝えするため、情報公開請求をして未定稿をnoteで紹介してきました。
ですが、徳島市から「未定稿を掲載しないで」と連絡がありました。
どうしてなのでしょう。
多くの議会が未定稿を掲載
「未定稿」は校正前原稿のため正式な会議録ではありません。
全国的には正式な会議録が作成されるまでの間、速報版として未定稿を公開している自治体も多くあります。
千代田区議会
千代田区議会では「最近の記録(未定稿)は、右のボタン(区議会日程)からご覧になれます」と、本稿が掲載されるまで未定稿をこのように掲載しています。
小金井市議会
小金井市議会では「定例会終了後、概ね1か月半から会議録の校正が終了するまでの間、校正中の会議録(未定稿)を掲載しています」とのこと。
1ヶ月半で本稿が掲載されるとのことですが、徳島市議会は議事録が掲載されるのもっと多くの時間(約3ヶ月弱)が費やされていることが多いです。。
小松島市議会
小松島市議会では、議会の様子を映像で配信。3月議会の様子も確認することができます。
傍聴した市民への資料配布もなし
また、徳島市議会では傍聴した市民には資料配布がなされません。
理事者(徳島市)や、報道関係の席には資料が置かれていますが、それを傍聴者が取ろうとすると、市職員が来て、「これはお渡しできません」と言って回収していきます。
他の議会を見てみると、資料配布しているところも多くあります。
国分寺市
コピーができる旨まで記載されています。
京都府議会
配布した資料をwebでこのように公開しています。
なぜ市民に必要な情報を公開しないのか
なぜ徳島市議会はこのように市民に必要な情報を公開しないのか。
こうした他議会の事例から学び、有権者としてその必要性を問うていくことも大事だと思います。
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