【9/6勉強会記録帖-5】保育士不足と建設用地の変更について
2020年9月6日に「徳島の未来を守る会」が主催した、山本武生徳島市議会議員を招いてのオンライン勉強会の記録を共有いたします。
《山本市議への質問5》保育士不足は本当に解消できてた?土地の変更について知らなかった議員がいるって本当?
内藤市長が保育士の確保不足を理由に挙げてましたが、事業者の方では本当に確保できていたんでしょうか?
また土地の変更を知らなかった議員がいるというのは本当でしょうか
《山本市議の回答》
保育士の確保不足は現実的にあると思います。
もちろん入所している子供達に対する「配置基準」というのは満たしているのですけれども保育士の数が確保できないということで、「一時預かりのサービス」などを一時停止しているという保育所などもあります。
ただ、潜在的な保育士というのはたくさんいるし
また県外等にも、もちろんそういった方はいらっしゃいます。
そんななかで新しい施設や受け皿ができることによって、
そういった施設に保育士さんの就労の機会をつくるということもあります。
国も動いている「保育士の処遇改善」
保育士の処遇改善についてはこれは国の方からされても指導されています。
(参考)
技能・経験に応じた 保育士等の処遇改善等について(案)
https://www8.cao.go.jp/shoushi/shinseido/meeting/kodomo_kosodate/k_30/pdf/s2-1.pdf
これによって、だんだんちょっとずつではありますけども給与面において処遇改善というのはされてはいます。
けれども、これは事業者の方には厳しい言い方ですけれども処遇改善というのはやはり「競争」だと思います。
保育士さんが「こういった保育所で働きたい」「こんなところで働きたい」というような夢や希望が持てる環境を事業さんが作る。
そういったことで変わっていくことができると思います。
せっかくの資格を活かして活躍できる。
そのことによって、事業者さんには厳しいですがお給料であるとか対偶であるとかが変わっていく、また、保育さんの立場や価値も上がっていくのではないかと思います。
実際「新しい施設ができたら保育士は確保できたのでしょうか」というご不安もあるかと思います。
これまで聞いてきた中では半年前や1年前では、この8事業者さんたちはいろんなところから保育士さんを探して、来年4月には必要な保育士さんを確保すべく動かれていた。
ここはもう事業者さんの企業努力ということになると思いますけれども、
そこは事業者さんを信用して集めていただけていたのではないかというふうに思います。
建設予定地の変更について
(補足説明)
「建設予定地の変更」とは、当初予定をしていた予定地がのちに土砂災害警戒区域に入っていると判明したため予定地を変更したことをいいます。変更後の土地は同じブロック内であり、他の施設に影響があるものではありません。また、この変更が判明したのは3月議会後すぐであり、各議員にも知らされたがその時は全く問題とされていません。
問題とするなら付託の文教厚生委員会を開かれていたはずです。
▼「増田市議の市議会だより」参照
https://note.com/pftokushima/n/nf391330a7e9b
そして「保育施設を建設する土地の変更を知らなかった議員がいるのか」というお話について。
どの議員さんがどのように思われているかというのは、それぞれの議員さんの考え方もございますので「知っていたから知らなかったか」というのは私から申し上げるのは難しいです。
けれども、少なくとも私はこの6月議会までには変わるのは知っていましたし、土砂災害警戒区域に入っていて認可がもらえないということが明らかになったということで違う土地を探しているということは、少なくとも6月議会までには知っていました。
他の議員さんが知っていたかどうかというのは、私の口から申し上げることではないような気がするので控えさせていただきたいと思います。
(守る会より)
保育士不足というのは大変なことだと思うのですが、そんな状況のなかで事業者さんは一生懸命集めておられたにもかかわらず、撤回されたというのは非常に残念だと個人的には思います。
土地の方も正当な理由があるということなので、ぜひその辺りもマスメディアの方などが正しく発信していただけたらと思います。
《山本市議》
この土地の変わった事業者さんも6/10には国の方から事業承認であるとか交付金の内示とかをいただいておりますので、特にこの土地が変わったということに関してこの事業自身に大きな問題はないかなと思っております。
山本市議の「紙面演説」もぜひ併せてご覧ください
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