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内藤市長リコール7万1,530筆の署名の重み〜加戸市議の質問原稿

内藤市長リコールの会

3/11、徳島市議会で日本共産党徳島市議団の加戸悟氏が登壇し、「内藤市長リコール署名について〜7万1,530筆の署名の重み」について、内藤市長に厳しく追及しました。

内藤市長の答弁を含めた概要は、徳島新聞webに詳報が掲載されています。

加戸市議の質疑原稿と、質疑の中で出てきた問題点の関連記事を併せて紹介します。

2022年3月11日 徳島市議会 加戸悟市議 3月議会個人質問

日本共産党徳島市議団加戸悟氏

有権者の1/3の署名を選管に提出
リコール署名期間中に起こった出来事

内藤市長リコール署名について質問いたします。
3月4日、「内藤市長リコール住民投票の会」に集積された、７万１５３０筆もの署名が、徳島市選挙管理委員会に提出されました。

コロナや厳しい寒さの中、また、会社や施設等で「署名はするな」と圧力をかけられる等、署名活動への様々な妨害が発生する中、また、出所不明の謀略ビラが大量に配布される中での7万1530筆には、数字を超越した重みがあります。

署名期間前や期間中に徳島市の多くの家庭に配布されたチラシ。
発行元は「新しい徳島市をつくるみんなの会」と記載されていますが、徳島新聞や徳島市がこの連絡先にコンタクトを取るも、連絡が取れなかったとのこと。
またチラシ内で使われている写真は「徳島市HPより」と記載されています。
人気無料イラスト素材サイト「いらすとや」のイラストが多用されていますが、利用規約には「選挙運動、また特定の個人や団体を批判する目的には利用できません」と明記されています。https://www.irasutoya.com/p/faq.html

徳島新聞でもこのチラシについて報道されました。

署名集めに奔走された受任者の方々、1筆1筆に「真っ当な市政に」‥などの思いを込めて署名された方々、署名スポットや宣伝カーの運行、スタンディング宣伝等に携わられた方々に、心からの敬意を表します。

県庁所在地でリコール署名が選管に提出された事例はこれまであるのか

お尋ねします。
昨年６月議会で、渡辺議員の質問に答弁されましたが、改めて確認しておきます。人口の多い県庁所在都市で、徳島市のように、市長リコール署名が選挙管理委員会に提出されるまでに至ったケースはあるんでしょうか、お答えください。ご答弁をいただきまして、質問してまいります。

選管の答弁「署名提出に至った事例なし」

選挙管理委員会事務局長は「総務省の地方自治月報等により確認できる範囲では平成１２年に神戸市、１２年・１４年に松山市、２０年・２１年に名古屋市、令和２年に横浜市で、代表者証明書の交付申請があったが、署名簿の提出まで至っていない」と答弁しました。

闇の市政運営を繰り返し、リコール署名が7万筆以上も集まった

2年程前、内藤市長の実質初議会の本会議で、週刊女性セブンの記事を示しながら、「原市政時代、影の市長として君臨していた岡議員等が構築した闇の市政復活を許さず、公平・公正・透明な市政づくりを前進させるよう」、内藤市長に質問しました。
週刊女性セブンが報じたのは、市長選挙で、内藤佐和子氏を全面的に支援する阿波おどり振興協会や、その理事長である山田実氏、その顧問である岡孝治議員との太い繋がりです。

ところが、市長、貴方は「私の市政運営に闇や影はありません」と答弁。

私は、「徳島市は海洋パーク、吉野川、新町西再開発と、３度も住民投票署名を行い、市民の手で無駄な大型事業を止めてきた住民投票の街なんです。闇や影と繋がって市政運営を進めると、市長リコール住民投票署名運動が起こりますよ」と、本会議質問で警告しましたが、今、まさに、その通りの事態に発展しました。

一方的に阿波おどり運営の契約を打ち切られたキョードー東京取締役の言葉

闇や影が君臨する内藤市政の実相は、市長就任から、わずか2年足らずの間に、いろいろと現れてきました。
その一つが、阿波踊り運営事業の契約を、内藤市政に一方的に打ち切られたキョードー東京、前田取締役の記者会見です。

「市長が内藤市長に代わってから連絡がなくなった‥経済部長から、ある議員と会うことを求められた‥いろんな仕事をしてきたが、こんなことは正直言って初めてだ」と報じられています。
この異常な事態は、内藤市政の運営に、闇や影が君臨していることを、如実に物語っています。

次々と繰り返されてきた公約違反

内藤市政になってから2年足らずですが、内藤市長は、選挙で掲げた公約を次々と破り、悪政がドンドン積み重ねられてきました。
「対話」や「市長給与５０％カット」の公約破り。
約500人定員の保育園・認定こども園建設中止。
倒産寸前の徳島都市開発株式会社への市民を保証人にした20億円の融資。
疑惑まみれの新上下水道庁舎建設。
７億円もかけて改修した中央公民館・社会福祉センターの解体推進、
大多数の市民が反対している新駅の設置などです。

週刊新潮に2回も特集された、地元紙F記者のマンション通いは、徳島市長の倫理条例違反です。
そして極めつけは、遠藤前市長個人への4億6千万円の請求です。
こうした悪政の数々が、多くの市民に知れ渡り、それが、7万1530筆もの内藤市長リコールの署名となって、選挙管理委員会に提出されたんです。

市長選当選時の得票数よりも1.7倍も多く集まったリコール署名

市長にお尋ねします。
市長、貴方が選挙で得票したのは4万1247票です。
貴方の得票の1.7倍を超える 7万1530人もの市民が、内藤市長、貴方のリコールを求めているんです。
このリコール署名について、内藤市長、貴方は、所信表明で全く触れずに無視しました。
内藤市長、貴方に、市民を代表する市長としての資質はありません。即刻、辞職すべきです。
お答えください。
ご答弁をいただきまして質問してまいります。

自分に都合の悪いことは「デマや噂話」と述べ、印象操作を狙う内藤市長

ご答弁をいただきましたので、質問を続けてまいります。
昨年6月と４月、２回も週刊新潮に、内藤市長、貴方がF記者のマンションに通う記事が、帽子にマスク姿の、内藤市長の写真入りで掲載されました。
こうした隠密行動は、徳島市長の倫理条例に違反すると、本会議で内藤市長の不信任決議を、私が代表し、提案しました。

その提案に対して、「デマや噂話」で神聖な議会を汚した趣旨の発言を、市長、貴方は行いました。
記者会見で記者から「デマや噂話」なら、週刊新潮をなぜ訴えないのか、と問われましたが、市長、貴方は「コメントは差し控えたい」と、だんまりを貫きました。
その態度は、今も変わっていません。

2021年6月25日内藤市長記者会見より
http://www.city.tokushima.tokushima.jp/shisei/mayor/mayor_press/press_2021/kaiken20210625.html

人気Youtubeチャンネルで事実を捻じ曲げ伝えた内藤市長

内藤市長、貴方は、自分に都合の悪い事は、「デマや噂話」と、平然と言い放ち、事実を捻じ曲げる‥それが、再び現れたのが、【山本議員も触れられた】内藤市長リコール住民投票署名がスタートした、1月27日に収録された、ユーチューブの「街録」という番組です。

番組のタイトルは「腐った地方議員にデマ流され解職請求」‥内藤市長が長い時間話す番組ですが4.5万回、視聴されています。

この番組の中で、法に基づく正当な「内藤市長のリコールを請求する」署名に対し、市長、貴方は「政治闘争の末期症状」だと‥この言葉だけでも、内藤市長、貴方は「市長失格」です。

また、市長、貴方は、この番組の中で「事実に基づかないデマを流布し、民主主義を壊している」と述べていますが、たくさんの人が見る映像を利用して、自分に都合の悪い事は「デマ」と言い放つ‥
「腐った地方議員」にも呆れ果てますが、民主主義を壊しているのは、市長、貴方でしょう。

この映像を見た方が、ツイッターで、たくさんの抗議の声を挙げていますが、リコール署名に関わった、たくさんの方々をはじめ、多くの市民は、市長、貴方を許さないでしょう。

市長、貴方が市長選挙で得た得票の１．７倍を超える７万１５３０人もの市民が、内藤市長、貴方のリコールを求めているんです。
内藤市長、貴方には、市長としての資質はありません。
即刻辞職すべきです。

市政チェック機能が機能しなくなった徳島市議会

内藤市政が2年足らずの間に行った悪政の数々は、どうしてヤスヤスと実行できたんでしょうか。
悪政を次々と議会に提案する内藤市長‥その市長提案をチェックし、悪政にストップをかけるべき役割を担うはずの議会が、内藤市長の提案に、ほぼ「なんでも賛成」‥内藤市長の積み重ねた悪政の数々は、市長と同一歩調をとる議員が、内藤市長と一緒になって作り上げてきました。

1年後には市議会議員選挙がありますが、市長とともに議会も変える‥そのような状況を、たくさんの市民の皆さんとご一緒に、作り出していきたいと思います。

【答弁されましたように】人口規模の大きい県庁所在都市で、市長リコール署名が選挙管理委員会に提出されたのは、全国で初めてです。
徳島市民が成し遂げた、「市民の力で市政を変える」大きな、力強い、歴史的な第1歩です。

ムダな大型事業の是非を問うた「吉野川」や「新町西再開発」と違い、内藤市長リコール署名は、内藤市政のナカミ、そのものを問うたものです。
リコール署名運動の中で、「徳島市政、内藤市政を語る会」など、市民ネットワークが、地域の中に、たくさん生まれています。　

このネットワークを、更に大きく拡げ、すべての市民が安心して住み続けられる徳島市を、市民の皆さんとご一緒に作り出していく‥そのために、力を尽くしたいと思います。

その決意を申し上げ、私の質問を終わります。

加戸市議へのインタビュー動画も是非ご覧ください

加戸市議のお人柄も垣間見ることができるインタビュー、是非ご覧ください。

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