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議会で根拠のない発言をした内藤佐和子徳島市長に強く辞職を求めます

答弁の根拠の提示を求める

内藤市長は6/15の徳島市議会での多田秀市議のリコール署名に関する質問に対し、このように答弁しました。


内藤佐和子市長答弁
「実際に複数人で確認をさせていただきましたが、数日で6000、7000程度の同一筆跡と思われるような署名や、前住所が記載されている署名、つまり有効かどうか疑わしい署名を確認いたしました」


その発言は、根拠がないのであれば、有効署名66398筆と認定された署名を集め受任者となった市民や署名を書いた市民への冒瀆です。
また、徳島市選挙管理委員会が審査した署名への否定であることから、選管自体への信頼性をも低下させるものであると捉えられたため、6月23日内藤市長へ申入れ書をお届けました。

私たちは、この答弁の発言について根拠の提示を求めるため、6/23 午後3時半にに市役所に向かいました。すると、内藤市長は「公用ではない用事で帰った」とのこと。
そこで「代理で受け取る」という秘書課長に読み上げて渡しました。

これに関する報道は以下の通り。

秘書課から回答期限の延長の申し出

当初設けていた回答期限は、6月26日。
けれども、6/26に徳島市秘書課から「6/30まで回答を待ってほしい」と連絡がありました。

待てども届かない回答
そして20時過ぎにようやく届いたFAX

昨日は午前中から市役所で待機し、秘書課に回答を催促しましたが、終日返答はありませんでした。
20時30分頃、代表の自宅に回答書がフアックスが送られてきましたが2枚に及ぶ回答には、6,000、7,000の同一筆跡を示す《根拠は示されておりませんでした》。


内藤市長より届いた回答1枚目
内藤市長より届いた回答2枚目

▼こちらからPDFをDLしてご覧いただけます

7/3、記者会見を開きました


市長回答についての記者会見

内藤市長リコールと 議会を変える市民の会

報道関係の皆様、 本日はお集まりいただきありがとうございます。
まず、改めて経緯をご説明申し上げます。

令和5年6月15日定例会本会議において多田ひで議員の質問に対して内藤市長は「実際に複数人で確認させていただきましたが、数日で6,000、7,000程度の同一筆跡と思われるような署名や前住所が記載されている署名、つまり有効かどうか疑わしい署名を確認いたしました。」と答弁されました。

その発言は、根拠がないのであれば、有効署名66398筆と認定された署名を集め受任者となった市民や署名を書いた市民への冒瀆です。また、徳島市選挙管理委員会が審査した署名への否定であることから、選管自体への信頼性をも低下させるものであると捉えられたため、6月23日内藤市長へ申入れ書をお届けました。

申入れ書は皆さまのお手元にお配りしておりますのでご覧いただければと思いますが、内藤市長のご自身の発言に対して、根拠となる客観的な事実を提示いただきたいこと、提示いただけないのであれば発言の撤回と謝罪を求めた内容でした。

6月26日までの期限でしたが、秘書課から30日まで待って欲しいという申し入れがあったため、6月30日に市役所近くで待機し2度秘書課長に確認しましたが回答はいただけませんでした。

20時30分になって代表者自宅にファックスで内藤市長からの回答が届きました。その回答についても皆さまのお手元に配布させていただいておりますのでご覧いただければと思います。

根拠となる客観的な事実の提示がない

改めて、今回、市長の「実際に複数人で確認させていただきましたが、数日で6,000、7,000程度の同一筆跡と思われるような署名や前住所が記載されている署名、つまり有効かどうか疑わしい署名を確認いたしました。」との答弁に対して、根拠となる客観的な事実の提示をお願いしました

書き連ねているのは、法的根拠のない内藤市長の自己肯定

2ページに渡るご回答をいただきましたが、内容としては、我々が行ったリコールの請求署名活動に対する否定に始まり、署名簿に対する否定、ご自身の管轄する選挙管理委員会に対する否定、そして地方自治法に戻づく解職請求制度に対する否定と続き、最後は延べ25人に委任状を渡し個人情報のメモを書き写した行為の自己肯定で締めくくられておりました。

首長として言語道断の発言

そもそも質問に対して全く答えておらず、我々市民への回答としてはほとんどが意味不明な内容でしたが、なかでも、「自分が当選した選挙制度は厳格であったが、解職請求制度は時代遅れの制度であり不備がある」という表現をされていました。
解職請求制度は権力者となる首長に対して、市民の権利が侵害された際に、間接民主主義制度を補完し市民の権利を守るための非常に重要な制度です。その制度を首長自身が否定し、選挙で当選した自分自身を絶対化することは、市民への威圧的な発言であり言語道断であると感じました。

我々からすると全く逆であり、成蹊大学で地方自治法を専門にする武田先生も指摘されていましたが、41247票で当選した市長の解職を請求する住民投票を開催するために、70,660筆の署名が必要であることの方がむしろハードルが高すぎると考えているくらいです。

根拠のない発言で議会の信頼を低下させるのか?

2021年6月議会の閉会日に内藤市長自らが「デマや噂話、不正確な情報をもとにこの神聖なる本議会で発言する姿は、議会のあるべき姿なのでしょうか」と語られましたが、今回は「デマや噂話」ではなく、ご自身の市議会本会議で、根拠のない発言であることが明らかになりました。

1日も早い辞職を強く要求

私共リコールの会は内藤市長リコールを求めて活動していますが本会議での根拠のない発言でリコール署名を汚すことは署名をされた方々を始めとした市民を冒瀆する行為です。「内藤市長リコールと議会を変える市民の会」は内藤市長の1日も早い辞職を強く要求いたします。


リコール署名縦覧中に起こった不思議な出来事

内藤市長は回答文で選管の仕事についても触れています。
しかし、リコール署名縦覧中にはいくつか不思議な出来事もあったことも申し添えておきます。

1.岡孝治市議が委任状を持たずメモを始めた

縦覧会場に訪れた岡孝治市議が、通常「代表請求人(リコールの会)」もしくは解職請求をされている内藤佐和子市長からの「委任状」がなければできない異議申し立てのメモを、岡孝治市議がはじめました。

岡市議にメモを渡したのは、徳島市選挙管理委員事務局長を務める鈴木竜也氏。「委任状は後からもってきてください」と岡市議にメモを渡している瞬間を代表請求人であった多田ひでは目撃しています。

このことについて、のちに鈴木氏は「私の完全なミス」と述べておりましたが、「ミス」で済ませられることなのでしょうか。

2.内藤市長を支援する人々が縦覧会場に訪れ大量にメモを始める

岡市議が委任状を持たず縦覧をメモした翌日、内藤市長が支援者を集め委任状を発行して縦覧させ、氏名を転記するという出来事が起こりました。
縦覧会場には内藤市長阿波踊り振興協会山田実理事長徳島都市開発株式会社 鈴江社長が一緒でした。

3.署名簿の押収

3/29、午後5時40分ごろ県警の捜査員約10名が市選挙管理事務所を訪れ、「被疑者不詳、地方自治法違反被疑事件」と記した差し押さえ令状を示し、選挙管理委員会室の金庫から7万1551筆分の署名簿9926冊を運び出しました。内藤市長がリコール署名に「7名の死亡者の名前があったため」警察に告訴したがその理由です。

4.なぜ押収現場に内藤市長に近い黒田達哉市議と今西憲之記者がいた?

突然の署名簿の押収に私たちは言葉を失いました。
一方で、警察が来る直前に、内藤佐和子氏と近い存在である黒田達哉市議と今西憲之記者が選管事務所のある階で待機し、押収の現場にいたのです。

そして、今西記者はこのような記事を書いています。

記事にはこのようなことも書かれています。

徳島県警の捜査で署名簿が押収されたこともあり、縦覧も中止。だが、その前に内藤市長も自ら、選挙管理委員会を訪れて署名簿を閲覧。一緒に内藤市長の親族や支援者も10人ほど駆け付けた。
その中には徳島名物、阿波踊りの有名連をたばねる、阿波踊り振興協会の山田実理事長の姿もあった。山田氏がこう語る。
「私が署名簿を見たところ、明らかに同一筆跡の署名がけっこう見受けられました。こんな署名が有効なのか疑問でした。それは私だけではなく、一緒に行った市民も同様に口にしていた。すでにお亡くなりになった市民の署名まであったと聞きました。市民グループは私が署名活動に圧力をかけたと、とんでもないことを言っていますが、そんな事実はどこにもありません。それどころか、縦覧で署名簿に問題があることがバレるのことが怖くて、市民グループが取り下げ、返還を求めたのではないかという感想を持っています。なぜ、こういう対立になったのかといえば、要因の1つには、阿波踊りが背景にあるのです」

今西氏は、これまで阿波おどり振興協会寄りの記事を書いています。

なぜ、大阪を居住地とする今西氏が、このタイミングで徳島市役所にいたのかも不思議です。

とにかく、異常なことが続く内藤市長リコール署名だということを多くの人に知っていただき、強く内藤佐和子氏の辞職を要求してまいりたいと思います。



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