「内藤市長に対する不信任決議案内藤市長に対する不信任決議案」全文
徳島市議会は6/24に閉会しました。
閉会に先立ち、日本共産党徳島市議団が不信任決議案を提出。
加戸悟市議が壇上で述べた提案理由と関連記事を以下にまとめました。
内藤市長に対する不信任決議案内藤市長に対する不信任決議案
内藤市長は、市長に就任して以降、今日に至るまで、市長としての職責に背く行為を積み重ねてきました。
そのことが「内藤市長リコール住民投票の会」へと結実しています。
「市民との対話拒否」や「市長給与50%カットをやめ満額に戻す」などの公約違反、「阿波おどりの一方的な打ち切り」や「いきなりの県立ホール」など、独善的で不可解な意思決定、「新改装した中央公民館、社会福祉センターの取り壊し」や「都市開発株式会社への20億もの融資」など、巨額の市民の税金投入など、リコール住民投票の会が指摘している点を踏まえ、3月議会では、内藤市長の不信任決議案を提出しました。
その後、週刊新潮などの報道により、市長として「あるまじき行為」の数々が明らかにされました。
市長として「あるまじき行為」とは、内藤市長が、公用車でなく自分が運転して、自分の車で登庁するのはなぜか、その理由が報道され、徳島市民のみならず、全国に知れ渡ったことです。
市長が自家用車で登庁する問題は、昨年9月議会で玉野議員が、また、それから半年後の3月議会で山本議員が危機管理意識の欠落の問題として取り上げました。
県西部の市長が、使用で自家用車を運転中死亡事故を起こし、市長を辞職する事態になったことや、そのことを教訓に、遠藤前市長が、公務は公用車で、私用はタクシーで、などを紹介した上での内藤市長への指摘でした。
しかし、内藤市長は一向に改めようとはしませんでした。
なぜ改めなかったのか、その理由が明らかになったのが週刊新潮などの記事です。
週刊新潮の4/8号の見出しは「異例の逆夜回り、逆朝駆け 女性で歴代最年少、徳島市長と地元記者の奇妙な関係」
さらに週刊新潮の6/3号の見出しは「政府『男女共同参画会議』の議員に抜擢、ワイドショーでも活躍 女性で全国歴代最年少徳島市長と 噂のカレの義理の父が激怒『ブチ切ったろか』」です。
記事の全文は「週刊新潮・徳島市長」でネット検索すれば見られます。
トリビューン紙には、徳島新聞F記者のマンションに止めてある内藤市長の自家用車が写っており、「多い時で1週間に6日。週刊新潮は『逆夜回り』『逆朝駆け』と表現した」と掲載しています。
市長は徳島新聞には抗議し、それを(徳島市の)ホームページでも掲載しています。
ところが、週刊新潮などの記事にはだんまりを決め込んだままです。
これらの記事がいかに事実を踏まえたものであるかは、市長のだんまりの行動が示しています。
内藤市長は、どういう行動をするべきなのか。
それを定めているのが『徳島市常勤の特別職の職員の倫理に関する条例』です。
その第4条には「特別職の職員(つまり市長)は、常に高潔な人格と倫理を保持する」とともに、市長は「市民の疑惑や不振を招くような行為をしてはならない」と定められています。
議会で繰り返し指摘されても行動を改めず、週刊新潮などに報道される行為の数々は、徳島市の倫理条例に背く、市長としての「あるまじき行為」です。
内藤市長には、徳島市長の資格がないと断言せざるを得ません。
よって、内藤市長に対する不信任決議を提案します。
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この決議案は採決により11対19で否決。
各報道機関によって以下のように報道されました。
徳島新聞
共産の加戸悟氏が提案理由を説明。一部週刊誌が「徳島市長と地元紙記者の奇妙な関係」などとの見出しで報じた件を挙げ、「条例で市長は『市民の疑惑や不信を招くような行為をしてはならない』と定められている。あるまじき行為で市長としての資格がない」などと語った。
毎日新聞
また、予算採決に先立ち、共産党市議団(5人)が提案した内藤佐和子市長に対する不信任決議案が審議された。提案理由は、市長と地元新聞記者との交際を報じた週刊誌報道を取り上げ「市の倫理条例に背いている」ということを理由に挙げた。
日経新聞
市長の交際を巡る週刊誌報道を受け、共産党市議団が「市の倫理条例に背く行為」として不信任案を提出。
NHK
提出の理由について、共産党市議団の加戸悟議員は、市長と地元紙の記者との関係をめぐる週刊誌などの報道をあげ、「記事がいかに事実を踏まえたものであるかは、市長のだんまりの行動が示している。市の倫理条例に背くあるまじき行為であり、市長としての資格がないと断言せざるをえない」と説明しました。
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