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【大学受験】 地理 地理は背景知識もしっかりおさえよう!〜パスチャレ#382〜
こんにちは、あーさーです!
前回の僕のnoteに続き、今回も地理です。
今回も、地理選択者ならばおそらく持っているであろう"データブック"からの問題です。
有名な部分ではあるので、地理の資料集などで見たことがある人もいるかもしれませんね!
それでも、ランキングを丸暗記するのではなく、背景知識を定着させるため、続きを読んでみて下さい!
それでは、問題です。
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答えられましたか?その背景まで述べることはできましたか?
世界の米の輸出量の6割はこの3国が締めています。圧倒的ですね!
しかし、忘れてはいけない知識が一つ。 米は生産国の国内で消費されることが大半であり、世界の米の生産量に対する輸出量の割合は、かなり低いです。
21年度の世界の米の生産量は5億400万tの見込み。輸出量は4600万tで生産量の9%に過ぎないのです。
例えば中国。米の生産量世界一位は中国ですが、その生産量を持ちながらも輸出はしておらず、さらには米の輸入量世界一でもあります。これは約14億もの人口を有しているからですね。輸出する余力がないのです。
・・・それでは、何故インドは中国と同じ程の人口を抱えながらも米を輸出できるのか?
という疑問が生まれてくるのも当然です。
答えは、
・インドでは米よりも小麦食が中心であること
・それ故に米の生産が「飼料用」であることも多い
ことにあります。
インドと言えばカレーとナンのイメージがある人が多いと思いますがそのとおりで、米よりも小麦を多く食べます。
そして、つまりは自分たちではそんなに食べない作物なので、米を輸出用に生産することができます。
食用の米は関税がかかる国も多く、インドの強みである安さが活かせません。
そこで作られているのが、家畜の飼料用の米です。
家畜の飼料はトウモロコシが主流ですが、近年バイオエタノールなどの普及でトウモロコシの価格が上昇しており、代替品として米の飼料が使われ始めています。
この飼料用の米の輸出量の伸びが、インドの輸出量一位を支えています。
・・・ここまで知っていれば、友達にも自慢できますよ!(笑)
それでは、今回はここまで。
マメチシキ:タイが輸出量1位から転落した理由は、主に通貨のバーツ高で国際競争力が低下していることです。生産量は増えていますよ。ベトナムは順調らしいです。
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早稲田大学 政治経済学部 1年 あーさー
福岡県の公立高校出身の元理系。
東京大学理科Ⅰ類を志望していたが高3の10月に文転、東京大学推薦入試受験、早慶の受験学部全合格、早稲田大学共通テスト利用入試合格と、レアな経験をたくさん持っている人間です。
気がついたらクリスマスまであと1ヶ月切ってるんですね、、