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【大学受験】 生物 基礎知識をしっかり確認しておこう!〜パスチャレ#406〜


                          Written by アリー

みなさんこんにちは!アリーです!

受験生の皆さんは、共通テストも終わり、二次試験に向けて忙しい日々を過ごしているかと思います。

みなさんが本番でしっかりと実力を出せるよう、応援しています!

さて、今回は化学と生物に関する問題です!

基本的な内容ですが、一緒に確認していきましょう〜!

2:4 金曜

それでは答えを見ていきましょう!


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2:4 金曜 解答

DNAは、デオキシリボ核酸 Deoxyribo Nucleic Acid の略であり、人間では60兆個ある細胞の核の中の染色体に存在します。

ここで、核酸とはヌクレオチドが重合したもので、細胞の核から取り出した酸性物質であり、遺伝において中心的な役割を果たす高分子化合物です。
DNA以外の代表的な核酸に、RNA(リボ核酸)があり、RNAのついては、DNAの後に説明します。
まず、DNAの情報に基づいて細胞や臓器が作られます。つまり、DNAは生物において体の設計図なのです。
DNAは五炭糖(デオキシリボース)、リン酸、塩基の3つの部分から構成されており、それらが塩基同士の水素結合によって、右のような二重らせん構造を取っています。
DNAを構成する核酸塩基は、アデニン(A)、グアニン(G)、シトシン(C)、チミンTの4種類です。このうち、アデニンとグアニンがプリン誘導体、シトシンとチミンがピリミジン誘導と呼ばれます。
アデニンとチミンは2本、グアニンとチミンは3本の水素結合を形成することから、お互いに対を成します。よって、DNA内には、アデニンとチミン、グアニンとチミンがそれぞれ同じ物質量が含まれることになります。これをシャルガフ則と言います。
このことから、DNA内の塩基を計算することができます。

一方、RNAはリボ核酸 Ribonucleic acid の略であり、五炭糖(リボース)、リン酸、塩基の3つの部分から構成されています。
DNAと異なるのは、五炭糖がデオキシリボースではなくリボースである点と、下の図のように二重らせん構造ではなく、一本鎖である点、また塩基はチミンの代わりにウラシル(U)が含まれる点です。

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DNAのデオキシリボースは、RNAのリボースから酸素原子が一つ取れたものです。
DNAは設計図となる遺伝情報を持っているもの、RNAはその遺伝情報を管理してタンパク質を合成するものになります。
ほぼ全ての生物がDNAとRNAを持っており、遺伝情報を管理しています。
ちなみに、新型コロナウイルスのワクチンは、mRNAワクチンです。
クローン技術や遺伝子組み換え作物など、様々な分野に応用されています。興味がある人は、DNAやRNAについてより深く調べてみてください!

今日のパスチャレは以上です!

次回のパスチャレもお楽しみに!

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慶應義塾大学医学部 1年 アリー

地方の高校から慶應医学部に現役合格。また他の私立医大には授業料全額免除の特待生として合格。

塾に通っていた数学以外は市販の問題集と参考書を使い、独学で勉強。高校の授業の進度が遅く、全ての授業で内職していたため、学校の先生には嫌われていた。
理系なのに何故か地理が1番得意で、高2のときに東大地理を解きまくり、地理オリンピックでメダルを獲得。

趣味は洋楽を聞くことと旅行に行くこと。パスポートとGoogleマップさえあれば、世界中どこにでも行くことができ

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