Pili Aloha
ここにPilialoha という名前がついたヴァアがいる
ヴァアとは大きな海を漕いで渡るポリネシアのカヌーのこと
Pilialoha とはOne Love ”一つの愛”
みんなの心の奥にある静かなAloha(愛)の感情を引き出して大きな一つの愛のエネルギーにしてくれる特別なヴァアだ
世界の平和を願う人たちの思いをのせ
自然とともに生きた祖先の魂を宿らせ
地球上の生きとし生けるものすべてのバランス調え
宇宙の星々とつながる
そんなヴァア Pilialoha
今彼女はわたしたちが島と島が重なり合う九十九島を迷走しながら漕いだ佐世保の小佐々にある造船所で次の新たな航海に向けてドック入り中です
彼女がわたしのもとに来てからかれこれ16年、2007年にハワイのホクレアが日本にやってきたことがきっかけになり彼女がわたしのもとに与えられた
わたしは「ヴァアには人が集まる」ということばを強く信じていた
一期一会
四海同風
和をもって尊しと為す
という古来の日本の美学のような意味合いになるハワイ語はないか、とさがしていてこの名が与えられたのだ
今回、まさにその名前の通りに本領を発揮してくれた
約3週間、40以上もの砂浜で天地自然に祈りを捧げながらその土地の祖霊へ語りかけ
行く先々で氏神さまや海の神々に参拝しながら260人もの地元の子供たちや大人たちを乗せてアロハを海に伝えながら漕ぎ繋いでくれたヴァア
広島でいただいた献水の滝の聖水を長崎まで載せ運び続けたヴァア
もともと人間誰しもが本来持っている母なる地球へのアロハ(愛)という感情を覚醒めさせてくれたヴァアPilialoha
アンクルが言ってたことを思い出す
日本にホクレアはないけど同じスピリットのPilialohaがある
ホクレアを動かしたり迎え入れたりするには、すべてにおいて大きな器が必要だ
Pilialoha はもっと小さな小さなコミュニティで小さな人たちの心の奥まではいっていける
そして、なによりも海を近くに感じ人が直接海に触れながら海を撫でるように癒やすことができる、と
Pilialoha で海を撫でるように漕いで母なる地球を癒やすというボヤージングは今回まだ始まったばかり
始まりのはじまりだ
これからもわたしたちは海を撫で、アロハ(愛)を伝え漕ぎ続けなければならない
なぜながら宇宙に浮かぶ地球というカヌーに乗った未来の子どもたちの旅はまだまだこれからも続くのだから