退院
12/7
予定通りの手術を終え、今日 退院しました
たった1週間の病院での生活だったけど、
考えることがたくさんあって 私には濃すぎる1週間だった
普段から予定を詰め詰めにして毎日を生きることが好きな私にとって この1週間の病院での生活は急ブレーキがかかったような気持ちになったけど、今まで自分の奥底に隠れていた思いをたくさん見つけるきっかけになった
病気のこと、家族のこと、将来のこと、未来の人生のこと とか
考えれば考えるほど、私が思い描いてきた理想と今の現実を照らし合わせてしまって 悲しくなった 涙が出た
あまりにも食い違っている状況に、どうしようもない悔しさと焦りと怖さがあった
夜もなかなか寝付けずに何回も起きた
情けないけど電話越しに泣きすぎて話せなくなった日もあった
自分のことで精一杯で自分勝手な言葉を吐いてしまったときもあったし、自分の心の中にあった何もかもがめちゃくちゃになってしまった
でも、さんざん泣いて考えて、結局 理想と現実を比べたところでどうにもならないし、それは考えるだけ無駄だっていうことにようやく気づくことができた
人は誰だって何にだって理想を思い描いて期待して、その理想通りにならないと裏切られたと思って失望するし現実を見る そんなもんだなと思った
だから理想と現実は違って当たり前だし、もはやそれが同じだったら人生つまんないな、とも今は思えるようになった
自分の思い描く理想に辿り着けなかったとしても、それはそのとき考えよ くらいの心持ちでいられたらきっともっと人生が楽しくなる気がする
でもまだ私にはそう考えられる余裕がないから、これからの人生を生きていく中でその余裕を見つけられたらなぁって考えた
まだ私はスタートラインに立っただけだし、
それといったゴールも別にないと思った
ゴールがあったら走り続けるのをやめちゃいそうだから、自分でどんどん障害物を作って それを越えて ゴールを高いところに先延ばしできる力のある人間になりたい
強くなりたい
ただこれだけを考えた入院生活でした