【歌唱共通教材】こいのぼり
🎏 屋根より高いこいのぼり〜♪
…いえいえ、違います。
小学校の歌唱共通教材は、幼い頃耳にしたあの曲ではありません。
今回は、こいのぼりについての記事になります。
子どもたちも意外と食いつきが良いのがこの曲。
たくさんの雑学を取り入れつつ、楽しく歌いましょう♪
1. まずは楽譜を見よう!
私はいつもこの曲を取り扱うときには、はじめに教科書の楽譜を見てもらっていました。
🗣️「こいのぼりという曲を知っていますか?」と尋ねると、ページを開きながら「屋根より高い〜♪」と歌う子どもたちがいます。
ですが、実際の楽譜を見てみると、ほとんどの子どもが見たことないこいのぼりの楽譜があります。
稀に、この曲口ずさむ子がいるので「よく知っていましたね!」「どこで聴いたんですか?」など触れてあげましょう。
👦「何この曲?」「初めて見た」などの声の中に、「知っている曲とちがう!」という声が聞こえてきます。
そのときにすかさず、
🗣️「どんなところが違うでしょうか?」と問いかけてみてください。
そうすると、たくさんの答えが返ってくるはずです。
👦「歌詞がちがう!」「音符の数がちがう!」
中にはピアノなどを習っていて、
「メロディがちがう」とか、「調がちがう!」なんて声も出てくるかもしれません。
おそらくこの時点で、子どもたちはどんな曲なのか興味がわいています。
👦「まだ曲を聞いてないから違いなんてわからない」という声も上がるかもしれません。
今回はその「違い」に注目しながら、楽曲を深く知っていきましょう。
🗣️「みんなの想像しているこいのぼりと比べてどんな違いがあるか、意識して聞きましょう」
この問いかけがあるだけで、いつもの2倍は集中して聴いてくれるでしょう。
もちろん歌詞は1番だけで十分です。
今までに習った知識をどんどん出しあって理解を深めていきましょう。
「強弱」や「調」や「リズム」の違いなどの意見が子どもから出ると良いですね。
もし出てこなくても、ヒントを出しながら誘導していきましょう。
2. たのしく歌詞を理解しよう!
さあ、「違い」を確認した後は歌詞の意味を深く理解していきましょう。
この曲は、1〜3番それぞれに情景があります。
1番は、こいのぼりが泳いでいる様子
2番は、こいのぼりの特徴
3番は、こいのぼりに関する昔話
そこを抑えて、歌詞を説明していきます。
ただ、つらつらと歌詞を読んでしまうとつまらないですよね?
私の場合は、絵描き歌のように歌いながら黒板に絵を描いて説明しました✏️
意外と真剣に聴いてくれますよ。
3. 何回も歌ってみよう
さあ、いよいよ歌唱です。
先生の絵描き歌も集中して聞いてくれていたら、メロディは自然と覚えていまので、すぐに歌うことができます。
まずはメロディをしっかり歌わせて…
次は強弱を意識して…
曲の山をさがして…
色んな角度から飽きないようにして何度も歌わせましょう!
1〜3番は全て同じメロディですので、2・3回歌うだけで自然と口ずさめるぐらいに覚えているはずです。
教室前や廊下などでこいのぼりの鼻歌が聞こえたら子どもの中にこの曲の楽しさや面白さがしっかりと入ったことがわかりますね。
子どもたちの頭からしばらくこの歌が離れないでしょう。
学年が上がった後も、音楽室から聞こえてくるこのメロディを聞いた6年生から懐かしい!という声がよく聞こえてきます🎏
それくらい印象に残せるといいですね。
4. おまけ
こちらの教材を楽しく覚えてもらうために、穴あきプリントを作成しました。こちらを使っても楽しく授業ができるかと思います。
さて、今回はこいのぼりの授業案を載せさせていただきました。
少しでも皆様の参考になれば嬉しいです。
ここまで読んでくださってありがとうございました🥕
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