【音楽づくり】ボイスアンサンブル
ボイス=声
アンサンブル=合奏
つまり、声で合奏をする教材になります。
近年、ボイスパーカッションという言葉が流行っていますがこれによく似ています。
ボイスパーカッションとは声で打楽器の音を表現することを指しますが、ボイスアンサンブルでは重なりを楽しむ教材になっています。
オリジナリティあふれるリズムを作ってアンサンブルの楽しさを体感できる授業にできたら良いですね。
1. 音楽づくりで大切なこと
まず、音楽づくりで大切にしていることがあります。
それは、ルールに則った上で自由に表現するということです。
初めの頃は音楽づくりがとても難しくてなかなか手をつけにくい教材だと思っていました。ですが何度も実践していくうちに正解不正解がない分、しっかりルールを決めて音楽を作っていくことが大切だと気付きました。
今回のボイスアンサンブルでの大切なルールとは、以下の3つです。
(1)使用できるリズムは教科書に載っている5種類のみ。
(2)4回繰り返した後、終わりのリズムを「全員で」発音する。
・音源では、リズム3の4小節で締めていますが、ここだけリズムを変えても良いと思います。(あえて変える必要はありませんが、子どもから変えたいと提案されたらここはOKにすると思います。)
(3)アクセントをつける場所を考える。
・自分のパートの役割を考え、声の高さや発音の仕方などの色々な発音を考える。
・1箇所だけ声の高さや強弱を変えるとわかりやすい。
以上3つのルールは一貫して伝えることで、それ以外のところでグループ毎の個性が際立つと思います。
また、先生側もそこをブラさずに見ることで後々の評価の際にも繋がってきます。
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