国立新美術館のウラガワ
国立新美術館の建築ツアーに参加してきました。
ただの建築好きというか、建物が好きなだけなので専門的な知識はないのですが、デザインに携わった日本設計さんの分かりやすい説明とともに、たくさん楽しませてもらいました!
そもそもどうして建築が好きなのか、というのはまた後ほどお話するとして...
このツアーでは、
を見学して回りました。設計に携わった方からお話を聞いて分かったのは、この空間がお客さんと環境をとことん考えた「優しさのカタマリ」みたいな場所だということでした。
今回は写真とキャプションという形で感想あたりを綴ってそのまま閉じたいと思います。
⒈ 内観
展示に行くだけじゃない、美術館の楽しみ方として、カフェやレストラン単体でも楽しめるような施設になるように設計されたそう。様々な形や色味、動線の配置による目が飽きない工夫も。コーン型や逆コーン型が特徴的で個人的にワクッとします。コーンの中は厨房だそうですよ
2. 外観
特徴的なガラスの層が目を引きます。休館中にガラスをお掃除するロボット「スパイダー」も屋上でお目にかかることができました。
何よりも大切にされているのは「自然」。周りの公園や霊園の緑と調和するような「森の中の美術館」がコンセプトだそうです。
3. 展示室
柔らかな光でフラットな空間を演出し、さまざまな展示がおこなえるようにデザインされています。
この部屋に限らずですが、より環境に優しく室温調整をおこなうために床から吹き出るタイプの空調設備を導入し、人が歩き回る低い空間のみを効率的に温めたり冷やしたりしているのだとか。
4. 展示室の床下
こちらと次のバックヤードは撮影禁止でした。
ヘルメットを被り、低い天井に気をつけて、しゃがみながら進みます。各部屋に空気を送るパイプがびっしりと張り巡らされていました。
ここで点検をする方たちはなんと、台車にうつ伏せに乗っかって、スイーッと移動するそうです!やってみたかったなあ。
5. バックヤード
作品の搬入/搬出口や保管場所、審査スペースなどまさに「美術館のウラガワ」。動線がとことん効率的に考えられています。
何やら威厳のある外国の方がいらっしゃったり、ガラガラと台車が行き交ったり、大きな紙を床に広げてたくさんの人が意見を交わしていたりと騒がしい感じでした。
6. アートライブラリー
日本中の展覧会のカタログを集めているそうです。これで見逃した展覧会の作品も見られる!
ちなみにこの壁、発光していて光壁と呼ばれています。モチーフは日本の伝統的な照明、行灯(あんどん)。
反対側のガラスの外壁を通って入ってくる自然光と調和し、なおかつ夜には外から目立つように工夫された、温かな色味。この日はなんと内側まで公開してくれました!それがこちら↓
近未来的...!わたし的にどストライクです。
7. 屋上
ついに来ました屋上です。これが前述のスパイダー。このコンテナがブラーンと下がってきて外壁のガラスをお掃除するんですって。
東京の屋上、ビルだらけだし夜景もまだだし、ちょっと見くびっていましたが実際に見たら悪くない、むしろ気に入りました、何故でしょうね。
写真は同行してくれた友人がぜーんぶ撮ってくれました!ありがとう
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