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今年もモグラに悩まさせられる予感です

今シーズンのミニトマト栽培も後2ヶ月ほど収穫をすると終わりになります。

野菜など栽培しています まるはな農園です 🍅

最近の暖かさ、桜を鑑賞に行くには程よい暖かさですね。
それでも少し風が強いため、満開の桜も早く散ってしまいそうです。

愛知ではこの土日が一番の見頃でしょうね。
各地の桜の名所では多くの人で賑わっているのではないでしょうか。

桜のほんのひとときの華麗な花を楽しみに行きたいです。

僕のところでは、春の暖かさをもらって、
ミニトマト達が一斉に熟してきてしまって、収穫が間に合わず、
木になっている状態で割れてしまっていて大忙しな状態です。

それでも後、2ヶ月もすると収穫は終わりになります。
時期作へ向けての植え替え準備に入ります。

多くの恵みをもらった木の片付け、
土壌改良とともに土壌消毒を兼ねた、農薬を使わない土壌還元消毒を行い
有機系の元肥を散布しながらの圃場作りをしていきます。

農薬を使わない土壌作りを始めてから、毎年問題となっているのが
『 モグラ 』毎年数匹のモグラを捕獲、今年も悩まされると思うと
厄介です。

このモグラ、餌を求めて圃場内に入ってくるのですが、
農薬を使わない、米糠をまく、牛糞堆肥をまくなどで圃場内にミミズが
戻ってきているというのです。

ミミズが戻りつつあるということは、土壌環境もだいぶ良くなっています。

ミミズが土を作っているのです。

彼ら(ミミズ)は
口から土を食べる(食べるというより飲み込むのでしょうね)
食べた土を腸へ送り、土壌内のミネラルや養分を体に取り込み、吸収して
糞を出します。

この糞が土壌にとってはものすごくいいのです。
団粒構造(土の良い状態)になって、水もちがよく、水はけの良い
状態にしてくれるのです。
この団粒構造にしてくれることで、植物の根が利用しやすい水溶性の養分を
蓄えれる理想の環境になるのです。

彼らは、穴を掘り進めるのに、自らの体から出るヌルヌル成分を、土の掘った
表面に塗ることで、崩落を防ぎながら進みます。
このヌルヌル成分はアンモニア主の成分のため、肥料となります。

彼らの通った穴には、植物にとっての栄養があり、彼らが死んだものも植物の
栄養となります。

実際、土壌還元消毒に取り組んでから、農薬を使っていた時よりも、
土壌問題は起きなくなっています。

ミニトマトも成績がよく、味ものってきているように感じています。
モグラさえ寄ってこなければ、嬉しい限りです。

それにしても、彼らを魚の餌として持ち歩いていた子供の頃は、
彼らがこんなにも活躍ものだとは知りませんでしたが、改めてすごい彼らです。

彼らは、ほぼ腸で締められている体です、腸そのものが穴を掘って
土を作っている、本当に感謝です。

写真には推せませんが、
今日今年初めて、物凄い太くて立派な彼を圃場で
見かけたので、ふと
今年も大活躍で圃場作りをしてくれるのを期待したくて書いてみました。

ありがとうございました。

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