ディティールに勝利は潜んでいる~第43回名古屋大賞典(2020)予想~
こんにちは、ぺち(@Pettit0116)です。
今回は第43回名古屋大賞典(JpnⅢ)、名古屋競馬場で行われます。
交流重賞の1800m以上の中距離戦線は中央勢と地方勢の能力差が激しいので、自ずと絞られてきます。
昨日のダイオライト記念も、地方で最もレベルの高い南関競馬で南関所属が結構出ていましたが、終わってみればJRAのワンツー、3着も元中央のGⅠ馬でした。
名古屋大賞典は名古屋・笠松(岐阜)が地方勢となりますので、南関よりもレベルは落ちます。
その名古屋・笠松連合vs中央勢ですのでね、ダイオライト記念以上に力差は出てしまいます。
ということで、中央勢の序列が予想の決め手となるわけですが、何を重視するか。
今回はスタートから4角までのスムーズさに注目しました。
ビルジキールを除く中央勢4頭は、ざっくりそこまで力差はないと思われます。
佐賀記念ワンツーのナムラカメタローとロードゴラッソ。
前走佐賀記念ではカメタローが2kg軽いハンデをもらって0.1秒差の勝利。
今回は同斤量での勝負ですので、2kg差がなくなります。
なのでほぼ五分!
そのロードゴラッソとアングライフェンは昨年のシリウスSで戦っていますが、その時はゴラッソがタイム差なしで勝利。
ただこの時の斤量はゴラッソが55kg、アングラは57kgでした。
今回はゴラッソが55kg、アングラが54kgとアングラの方が軽い斤量で戦えます。
ここもほぼ五分と考えてよさそうです。
上記3頭とは直接対決がなく、上がり馬のフィードバック。
連勝でOP入りを果たしましたが、前走はハイペースで前が崩れる中で、道中2番手からの好位差しを決めている。
展開は向かないものの勝利しているという勝ち方が良いです。
先行力もあるので地方の競馬も合う。
ざっと4頭の比較をしましたが、このように上位拮抗といった構図なんです。
カメタロー=ゴラッソ=アングラ≧フィードバックといった感じですかね。
ただ、本命はアングライフェン1択です。
名古屋大賞典予想
アングライフェン(3.6)
名古屋競馬場は非常に小回りコースなのでインを走れた方が有利です。
=少しでも内枠の方が有利。
4頭でフィードバックの次に内枠を引けたというのが1つ目の本命ポイントです。
その上で、この馬は名古屋競馬場を経験済みです。
2500mの名古屋グランプリでデルマルーヴルの2着。
デルマルーヴルは今年の川崎記念(JpnⅠ)でも3着に入っている実績馬。
この馬にタイム差なしのクビ差での2着でした。
因みにこの時の3着馬は、昨日ダイオライト記念を制したアナザートゥルース。
名古屋競馬場を経験している強みが2つ目の本命ポイントです。
さらに、今回は斤量が54kgと上位勢でも軽い。
カメタロー、ゴラッソは55kgですからね、1kg軽いわけです。
斤量が3つ目。
カメタローとの直接対決はありませんが、ゴラッソと戦ったシリウスSを細かく振り返ってみます。
先述したように、この時斤量はゴラッソが55kg、アングラが57kgでした。
スタートはゴラッソの方が良く、徐々にアングラが並びかけて道中は併走する形でした。
直線に向くと、アングラは一旦進路がふさがれて進路変更をしています。
その間にスムーズに直線を走るゴラッソが抜けだし、アングラが進路確保してから詰め寄ってタイム差なしのゴラッソ1着という結果となりました。
スムーズな競馬をしたゴラッソと斤量が2kg重く直線でスムーズさを欠いたアングラ。
同斤量ならアングラだったと思います。
地方競馬なら道中の隊列が縦長になり、差し脚質のアングラにとっては馬群を捌いたり、大外分回しの必要がなくなるので競馬がしやすくなります。
名古屋グランプリ(2着)では道中4~2週目3角時点では2番手にいましたからね。
好位差しみたいな形が取れます。
名古屋GPでは終始外々を回されていますが、それでも2着に入れているのは力のある証拠。
地方だと競馬がしやすい点が4点目。
細かく見るとゴラッソとは能力差を感じます。
そのゴラッソと2kg軽い斤量差をもらいながらタイム差なしの辛勝をしているカメタローなので、カメタローとも力差があるのではと思っています。
フィードバックは条件上がりで、ダート戦線は3勝クラス、OP+L、重賞で高い壁があると思っているので、OP入りしたてでいきなり重賞でゴリゴリやっている馬相手に勝ちきるのは難しいでしょう。
ということで、本命はアングライフェンです。
ロードゴラッソ(2.7)
前走はカメタローに敗れましたが、今回は同斤量なので逆転可。
レース内容的にも内枠でインの砂が深いとされる佐賀競馬場で、インに追い込まれて直線に向いていたので競馬が苦しかったです。
外枠から楽に回ってきたカメタローに比べて、ゴラッソは砂の深いぎりぎりを走らされていた印象。
特に勝負どころの4角から直線では、隊列的に外に出せず直線もカメタローに被される形となり伸びを欠きました。
これはカメタロー鞍上の石川君のファインプレーでしたね。
今回はインの砂が深いということはないので、単純にイン有利。
カメタローよりもインにいるゴラッソの方が枠的に有利ということです。
本命のアングライフェンとはアングラのところで触れているので割愛します。
以上から対抗はロードゴラッソです。
ナムラカメタロー(2.3)
ゴラッソと大差ないですが、この馬の方がスムーズに競馬ができます。
スタートが上手く楽に好位を取れると思いますので、道中のスタミナのロスが少なく直線に迎えられます。
メンバー的に逃げることにもなりそうですが、できればフィードバック逃げの2番手にいたいところでしょう。
そうすれば前走佐賀記念の再現をするようなもんなので、競馬時には非常にやりやすい。
前走ではそこまで評価をしなくて馬券を逃しましたが、その理由は輸送と考えていました。
長距離輸送からのレースを経験していなかったので、佐賀記念では場所も九州ですから状態面を危惧しましたが、杞憂でした。
輸送がクリアできるならば大きな不安要素はなくなります。
ただ、先述したように今回は斤量がゴラッソとなくなります。
前走は2kg差で、一般的に1kg=1馬身=約0.2秒といわれていますので、今回は0.4秒のハンデがなくなるわけです。
前走0.1秒差だったので、理論上は今回はゴラッソが上ということになります。
コース形態も似ていて距離も100mしか違わないので、おそらく似た展開になることを考えると、今回は逆転されるかなと思います。
フィードバック
実績が乏しいのでこの位置になります。
ただ他の地方勢やビルジキールよりは強いでしょう。
連勝できるのは能力+成長力のある証で、4歳馬ということもあり今が伸び盛りなのでしょう。
1発あるなら単騎の大逃げで後続が届かないパターンかなと思います。
内枠で鞍上がヨコノリさんなので、やりそうなのが恐いです。(笑)
ただ近走をみると先行馬ですがスタートから追って追っての好位キープですので、生粋の逃げ馬ではありません。
重賞級相手にすんなりハナを切れるかも微妙なので、4番手評価まででしょう。
予想はおまけみたいなものなのでTwitterで当日12:00頃ツイートします。
ぺち(@Pettit0116)
以上、第43回名古屋大賞典(2020)予想でした。
ありがとうございました。