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【笠松競馬】逃げも追込も期待できる~飛山濃水杯(2020)全頭見解~

※予想ブログではないので予想は載せていません、見解を載せていますので皆さまの予想の参考にしてください(予想は当日にTwitterに載せています)

こんにちは、ぺち(@Pettit0116)です。
道新スポーツ賞第2回飛山濃水杯(SⅢ)の全頭見解をしていきます。
こちらは笠松競馬のSⅢ格のレース。
笠松の他名古屋や園田所属から参戦してくる馬もおり、東海地方の交流重賞のようなものですね。
ちなみに飛山濃水とは、岐阜県の自然や地形を表す言葉だそうです。
利権が絡んでいなそうな素敵な名前です。

先週のノトキリシマ賞(第1回)もそうですが、意外と地方競馬は最近できた重賞が多いんですね。
地方競馬の勢いを感じます!

飛山濃水杯見解

1サウスリバティー
仕掛けどころである程度2番手を離していないと、加速力が劣るので捕まってしまう。
前走の東海クラウンはまさにそのような展開で、終始ハービーボンズ、ミトノアミーゴにマークされていた。
3角で先に仕掛けたバービーとミトノにうまく反応できておらず、並ばれてから巻き返せなかった。
4角では3番手まで下がってしまっており、結果5着に敗れている。
このような展開を避けるには、単騎で逃げて仕掛けどころでもある程度後続との差を開けておく必要がある。
それを今回できるかだが、先行勢では前走敗れたミトノアミーゴがいる。
サウスリバティーはスタートからの行き脚が良いタイプではないので、包まれやすい最内1番枠はあまり良くない。
逃げれないと勝機はないと思うので、最内枠・相手関係含めて今回は試練が多い。

2モズオラクル
現状A2組の馬で、そこでも馬券に絡めていない。
今回はA1勢が揃う重賞なので単純に能力的に厳しい。

3ストーミーワンダー
前走かがり火特別はA2組だが番組編成上の都合でのレース選択だと思われる。(本来はA1組なはず)
1600m戦だがスタートは1番速く、道中も2番手でレースを進めて勝利している。
3走ぶりの勝利で良いきっかけになりそう。
道中の位置取りがそのまま着順に結びつく馬で、前目にいればいるほど好結果となっている。
前走の勝利も、その前の勝利も道中は2番手なので、スタートからの先行争いがポイントとなる。
3走前の笠松グランプリ(1400m)では非常に激しい先行争いだったが5番手を確保している。
今回はその時と同じ3番枠、格は2つ落ちるSⅢなので取りたい位置(2~3番手)を確保できる可能性は高い。
前走から1kg斤量も落ちるというのも、その助けとなりそうだ。

4メモリージルバ
中距離馬で1400m戦だとスタートから後方に追いやられてしまう。
2走前の東海桜花賞は1角で12番手と最後方になっている。
直近の好走は1900mや1600mとマイル以上で1800m辺りが理想的な距離。
その理由も中距離だと好位を取れるから。
1400mだと1角の時点でジエンドになっていそう。

5ミトノアミーゴ
名古屋競馬における最高位のA1組では3戦して(1-2-0-0)。
勝利したのは今回と同じ舞台の笠松1400m戦。
その時は2着に1.1秒をつける快勝だった。
名古屋に比べて時計の出やすい笠松競馬の砂の方が合っているのと、速いペースで強さを発揮できるので強い相手に強いタイプだと思われる。
スタイルとしてはスタートを決めて2~3番手からの競馬だが、砂を被っても大丈夫で好位をすんなり取れるので大崩れする確率が極めて低い。
前走と3走前は名古屋1600m戦でいずれも2着に敗れているが、負けパターンは同じ。
本馬は基本的に逃げ馬をマークしているのだが、その本馬をすぐ後ろでマークしている馬に直線で差されるというのが負けパターン。
とはいってもこの馬自身上がりが37秒後半~38秒前半なので、敗れるとしたら中段よりも前の位置から瞬発力を繰り出せる馬くらい。
後ろすぎたらこの馬は差し切れない。

6アドマイヤムテキ
スタートが悪くはないが良くもない。
いずれにせよ崩れないので、名古屋・笠松競馬においてのこの馬の強さは最上位クラス。
1400m戦では2~4走前で走っているが、OP以上では差し競馬をしている。
A2組での4走前も、ハナを主張した上での逃げではなく出たなりで逃げれてしまっていた。
なので、今回は差し競馬をしてくるだろう。
砂を被ることは苦としないが、3角からの加速のために毎度向正面では外に出している。
そこから3角にかけて進出していき、直線で前を捉えるのがこの馬の正攻法。
末脚勝負ではこの馬に張り合える馬がいないので、いかに向正面までで先頭との距離を詰められているかが勝利のポイントとなる。
今回は枠の並び的に内側の5ミトノアミーゴが先行していき、外側の7アイスミディは後方からの馬なので非常に走りやすい。
5にを追いかけるように走れば、前に壁ができることなく1角に突入できる。
5の後方、5番手辺りを取れれば勝機はぐっと上がる。

7アイスミディ
追込馬なので展開に左右されてしまうが、脚抜きの良い笠松競馬とは相性は良さそう。
コースとしては園田と笠松は小回りでコーナーがきつく直線が短いという点で似ており、違いとしては脚抜き。
笠松の方がタイムが出やすい。
園田との差分を取ると、園田の重馬場くらいが笠松の良馬場でのタイムと近くなる。
3走前に重馬場で2着というのがあるが、その時は1:27.5の好タイムで駆け抜けている。
ペースが速まればチャンスはある。

8ブリージーストーム
大井からの転厩馬だが、近走は全くといってよいほど奮わない。
転厩初戦で難しい中でのレースということもあり、ここで良い方に一変することは考えづらい。
大井と笠松競馬場ではコース形態も大きく異なり、未知ではあるが狙える要素が少なすぎる。

9アセイラント
逃げたら面白い。
前々走マグノリアOP(1600m)では1サウスリバティーに先着を許しているが、この時はコース形態もあり道中は4番手からの追走だった。
仕掛けどころでの反応が悪く、エンジンのかかりが遅い。
3角では5番手、4角では6番手に下がり、着順はそこから1つ上げての5着という位置取りでそれはわかる。
一方前走は名古屋の1800m戦だったが、逃げて勝利。
2着には東海桜花賞で3着に入っているアキトクレッセントがおり、この馬に1.5秒も差をつけている。
ハナを切ってレースを進めたことで、仕掛けどころのエンジンのかかりの遅さをカバーできたのが勝因だろう。
またスタミナもあるので、1400mよりも長いほうが合っている。
このクラスの1400m戦で逃げるのはこの馬には難しそうで、今回も1サウスリバティーという逃げ馬がいる。
2走前にこの馬にハナを切られているので、ハナを主張できる可能性は低い。
もっと長い距離で見たい馬。 

10サンデンバロン
好走時は先行からの押し切りができているが、近走は先行ができていない。
前走は交流重賞だったので致し方ない部分があるが、前々走東海桜花賞でも道中9番手と後方に追いやられている。
瞬発力で勝負するタイプではないので、直近のレースぶりでは信頼を置けない。

11ドリームアロー
1400m戦は2走前の東海クラウンで3着というのがあるが、勝ち馬の5ミトノアミーゴに1.3秒差と大きく離されている。
道中は4番手だったが、逃げて崩れた1サウスリバティーをかわしただけで、2,3番手の馬を差し切ることはできていない。
棚からぼたもち的な3着といえる。
前走かがり火特別では1600m戦だが58kgを背負った3ストーミーワンダーに1.2秒差の5着。
本馬は56kg。
仕掛けどころでストーミーが馬なりのところを、本馬は一杯に追って突き放されてしまっている。
今回は少し荷が重い。

12エイシンエンジョイ
この馬が逃げるのか、それとも1サウスリバティーが逃げるのか。
実績的には本馬だが、枠的にはサウス。
崩れた2走前東海桜花賞では非常に激しい先行争いに敗れ、しかも自身よりも外枠の馬に逃げられたので前を横切られている。
これはどういう意味かというと、いったんブレーキをかけなければならなかったということ。
外の逃げ馬をかわした後に再度追われて2番手につけるも、前半での消耗は激しかった。
確実に垂れるパターンだが、それでも何とか4着を確保したのは地力によるものだろう。
今回大外枠になったので、スタートから他の馬を気にすることなく目一杯に追える。
2番手からでも3走前(2着)のように好走できるので、大外枠になって勝てるかどうかの確率は下がったが、崩れる可能性はほぼなくなった。
包まれる心配は無用となった。 

予想について

予想は見解の答え合わせ、競馬の醍醐味でもあります。当日の馬場状態を見たいのでTwitterで当日レース1時間前頃にツイートします。気になる方はそちらをぜひ!& Follow me!!

以上、道新スポーツ杯第2回飛山濃水杯(SⅢ)全頭見解でした。
ご覧頂きありがとうございました。

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