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【適性】紫苑ステークス~甘く危険な人気馬たち~

こんにちは、ぺち(@Pettit0116)です。
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は第4回紫苑ステークスの上位人気馬にフォーカスして適性分析をしました。
3重賞いっぺんにやろうと思ったのですが、紫苑Sだけで文字数が多くなってしまったので2回に分けました。
紫苑ステークス人気上位3頭の分析をしましたので、どうぞ。

紫苑S

カレンブーケドール(想定1人気)
これまでの成績が(2-2-1-1)で実は安定感抜群の馬。
着外はクイーンCの4着で、典型的なスローの瞬発力勝負に屈しています。
逆に前走オークスではレースレコードになるペースを道中4番手から2着に粘り込んでいるので、ディープインパクト産駒ながら先行からの勝負根性が最大の武器の馬といえます。
未勝利は12月の暮れの中山で、レコード決着のオークスで2着ですので馬場は全般苦にしないタイプです。
またコーナー2つのワンターンな競馬よりも、コーナー4つの息の入る競馬の方が向いているように思う。

紫苑Sは開幕週の中山2000mなのでコーナー4つでかつ直線の短い先行有利な舞台。
ざっくり分析でも記述したように、血統的にもディープ×米国型ノーザンダンサー系が走る舞台で先行有利、春の実績も十分にあります。
【参考】【傾向・血統】紫苑Sをざっくり分析する - club keiba

レッドベルディエス(想定2人気)
こちらは夏の上がり馬。
春はクイーンCで5着どまりでクラシックは未出走。
未勝利を東京マイル戦で勝利しているように東京は苦手ではないはずだが、クイーンCでは5着に敗れている。
実力がまだ足りていなかったこともあるが、加えてこの馬もディープインパクト産駒ながら瞬発力の馬ではないので上がり32秒台を必要とするような究極の瞬発力勝負は得意としない。
前走織姫賞(1勝クラス)では稍重馬場で勝ちタイムが1:48.4、上がりが36.4で差し切っています。
キャリア4戦して上がり最速を1度も出していない点からも、そこそこの瞬発力を持ちながらパワーもあるバランス型に映ります。
また勝ちっぷりは良かったのですが、この時の福島開催は外差しが決まりやすい馬場状態だったので過信は禁物。
血統的には瞬発力型ですがレースを見る限りではバランス型で、父ディープ、母父アンブライドルズソング、母母父ストームキャットと短距離血統なので、距離適性も十分に推測する必要があります。

グラディーヴァ(想定3人気)
キャリアは(2-0-1-1)で前走白百合Sでは1人気ながら6着に敗れています。
新馬戦は稍重馬場の阪神1800mを勝利、2戦目は時計のかかった中山1800mの若竹賞を3着、3戦目は京都2200mの矢車賞を勝利、4戦目は白百合賞と得意舞台が定まりづらい馬です。
キャリア4戦の内2戦であ狩り最速をマークしており、それはいずれも中段よりも前でのレースでのことです。
それができるということは普通に考えたら強い馬なのですが、負け方を見ると何かもな足りなさを感じます。
一つ考えられるのは連戦に弱いということ。
勝利している2戦は新馬戦と3か月の休み明けでの矢車賞で、敗れた2戦はその2戦の次走で約1か月後のレースです。
また長距離遠征となった若竹賞では場体重が前走から-10kgとなっているので、仕上げるのが難しい馬なのかもしれません。
その点今回は長距離遠征ではあるものの、休み明けでもあるので仕上げやすいのではと思います。
最終追い切りの動きも良く見えました。


以上、第4回紫苑ステークス~甘く危険な人気馬たち~編でした。
セントウルS・京成杯AH編もお楽しみに!
ご覧いただきありがとうございました。

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