【報知グランプリカップ】14頭全頭見解(2021/2/11(木)船橋11R19:15発走)

Ａクラス(★★★★以上)

このクラスは期待値：★★★★or★★★★★の馬で、勝ち負けレベルだと思っている馬たちです。
能力、適性、展開などを踏まえて好走確率が高いというのが条件です。
(今回は★★★★★が２頭、★★★★が２頭)

５グレンツェント(期待値：★★★★★)

マイルまでをここ最近は走らせていますが、もともとは1800mのレパードＳや東海Ｓを勝ってきた馬。
距離に関しては問題ない、むしろ条件は上向きに思います。
ピッチ走法の差し馬なので、今の時計のかかっている船橋馬場とも相性が良さそうです
。
コーナリングが上手な馬でもありますので、内目の枠でなるべく内ラチ沿いを走れる点も〇。
前走よりも条件は合っていると思います。

８サルサディオーネ(期待値：★★★★★)

生粋のサウスポーで、船橋1800mは大の得意舞台。
引き付けて逃げるタイプではなく、マイペースでグイグイ逃げるタイプなので、この馬が逃げればペースは上がると思われます。
２番手候補のリンゾウチャネルも、この距離だと瞬発力に不安があるので、できれば流れえたペースでスタミナ勝負に持ち込みたいはず。
となると、ペースは上がりやすくなります。

本馬の凡走パターンは右回りor先行争いで競った場合。
前走は交流重賞のクイーン賞でしたが、この時はスタートしてすぐにハナを主張できたので、出ムチを入れることもなければ鞍上が押し出すこともほとんどしていません。
これだけ楽にハナを奪えると、最後までなかなか止まりません。
今回も本馬に競り掛けられるほどの先行力を持った馬はいないので、楽に逃げられるのではと思います。
となると、凡走は考えづらいです。

２アクアリーブル(期待値：★★★★☆)

舞台としてはドンピシャリ。
加えて、逃げ馬にスピードで押し切るタイプのサルサディオーネがいますので、ペースも上がることが考えられます。
緩急の少ない展開を好む本馬からすると逃げってもない条件です。
対古馬、そして今回は初の古馬牡馬との対戦ですので能力比較が難しいですが、舞台適性と展開面では相当合うのではと思います。

詳しくは以下の記事をご覧下さい。
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10コパノジャッキー(期待値：★★★★☆)

前々走ゴールドカップは1400mの短距離戦でテンのスピードが足らず馬券外に敗れています。
マイル戦でも先行したいそぶりを見せながらも中団辺りになるので、今回の1800mという距離はむしろ好印象です。
船橋1800mはスタートから最初のコーナーである１角まで距離があるので、隊列が決まるまでに時間がかかり、それは本馬にとっては先行しやすいことを意味します。
外枠でもありますし、先行できる条件は揃っています。
近走はずっと速い流れでのレースとなっており、それでも結果を残してきているので今回も期待できます。
前走の川崎よりは軽い船橋競馬場です。
大井を得意する本馬とすると、前走よりも条件は良いです。

Ｂクラス(★★★)

このクラスは期待値：★★★の馬が対象で、勝つまでの期待はできませんが馬券圏内は十分あり得ると考えている馬たちです。
能力的にはAクラスに見劣りしませんが、適性や展開が向かないといったマイナス要素が含んでいます。
(今回は２頭)

７プラヴール(期待値：★★★☆☆)

前走チバテレ盃は位置を取りに行った分、最後の直線で脚が上がってしまっていました。
休み明けで+22kgというのも響いたのでしょう。
本馬は後方からの追込で勝負する馬なので、展開に左右されてしまいますが道中はじっとしていたほうが良いですね。

今回マイナス体重で臨んでくれば、穴としては面白そうです。
というのも、逃げ馬のサルサディオーネと相性が良さそうだからです。
ＪＤＤではかなりのハイペースを追い込んでの４着、地方勢では最先着でした。
速いペースになった時の直線での上がり勝負が本馬の神髄なので、ペースが上がりそうな今回はチャンスがあると思います。
叩き２戦目での上積みも見込めます。
飛びが大きいストライド走法の馬なので、できれば軽い馬場で走らせてあげたいところですが、天気予報的には晴れなので良馬場ですね。

12コズミックフォース(期待値：★★★☆☆)

詳しくは以下の記事をご覧下さい。
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https://note.com/pettit0116/n/n1768b50d7a27
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横道にそれていますが、本馬Profiling記事の一部抜粋です。
↓↓
その上で報知グランプリカップとの相性ですが、川崎コースよりも船橋コース、前走の1700mよりも100m長い1800mというのはいずれもプラス材料に感じます。
これで当日雨が降って時計が速くなればなおさら良いのですが、天気予報では雨は降らないので、おそらくは良馬場でしょう。
それでも船橋1800mというのは悪い条件ではなく、むしろ南関では良い条件だといえます。

因みに南関で最も本馬に合った条件は浦和2000m。
中距離＋南関で最も時計の出る浦和コース。
小回りコースというのも、先行力のあるピッチ走法の本馬に向きます。
実績的には左回りの馬なので、大井よりも浦和でしょう。

ただ、速い流れになった場合について行けるか。
サルサディオーネのペースに対応できるか。
ここが麻生ＯＰの敗戦と結びつきそうです。
もともと芝馬なので、ダート戦においてはスローの瞬発型の馬に感じます。

Cクラス(★★以下)

このクラスは期待値：★★or★の馬たちです。
条件や相手関係的に、馬券に絡むのは難しいと思われる馬たちです。
(今回は８頭です)

１インペリシャブル(期待値：★★☆☆☆)
本馬は川崎所属馬で、川崎コースで４連勝で鎌倉記念も制しています。
一見川崎巧者に見えますが、その後クラウンカップ11着、前走戸塚記念も８着と同コースで崩れています。
逆に近走は大井の黒潮盃を圧勝、初の古馬戦となったクラウンカップ(浦和1400m)では２着と軽い馬場で結果を残しています。
後から見てみれば、鎌倉記念もタイム差なしの辛勝なので、おそらく本馬は大井や浦和といった軽い馬場向きです。
船橋コースは川崎の次に時計のかかる馬場ですので、前走よりは距離も含めて舞台適性を感じます。
ただ、砂は軽ければ軽いほど良いでしょう。

９月以来のレースでもあり、休み明けは新馬戦で勝利、３歳春のクラウンＣでは11着と崩れていますので、可もなく不可もなくといった感じ。
ですが、プラスということはないでしょう。
コーナリングが上手い馬でもあるので、スパイラルカーブの船橋は特徴が出づらい点は相対的にマイナスとなります。

３リンゾウチャネル(期待値：★★☆☆☆)
スタミナとタフさを持ち味としている馬で、この距離だと短い印象。
道中の追走に苦労するイメージです。
また、３歳時に門別３冠を達成していることからも、深く時計のかかる馬場を好みます。
南関ならばそれは川崎競馬場。
今回の船橋競馬場は悪くはないですが、加点材料もないといった感じ。
サルサディオーネがいるのでハナを奪えるとも思えませんし、1800mの距離だと瞬発力が足りないので、ここは軽視で良いかと思います。

４エメリミット(期待値：★★☆☆☆)
東京ダービーは抽象的になってしまいますが、勝負根性で制したレースだと思います。
前半からペースが速いにもかかわらず本馬は４番手追走。
最後の直線では通常ならばマンガンに差されるたたき合いを粘り切って勝利を挙げています。

前走報知オールスターカップではそのような勝負根性は見られず、最終４角で失速し直線ではズルズルと下がってしまっています。
復活はまだ先に感じます。

９ゴールドホイヤー(期待値：★★☆☆☆)
スローペース先行からの好位差しが羽田盃の勝ち方。
それが次走の東京ダービー以降できなくなってしまいました。
もともとそこまで先行力のある馬ではないので、羽田盃ができすぎ感はありますが。
前走報知オールスターカップでも、川崎2100mながら好位は取れていません。
距離短縮の今回は、引き続き好位が取れず=期待薄です。

14マイネルクラース(期待値：★★☆☆☆)
チバテレ盃は４着と、近走では最も良い内容でした。
ただ、同じような展開ならコズミックフォースのが上でしょうし、速い流れになればブラヴールの方が上でしょう。
いずれにしても、ここでは地力不足に感じます。

６ヤマノファイト(期待値：★☆☆☆☆)
前走報知オールスターカップでは後方から見せ場なく９着。
差し決着だっただけに、道中９番手にいたならば少なくとも掲示板には入ってほしかった。ここでは物足りない印象です。

13チャイヤプーン(期待値：★☆☆☆☆)
前走はスタートでヨレ、最後の直線もヨレていました。
鞍上にとっては非常に乗り難しい馬でしょうね。
南関トップジョッキーの森騎手が鞍上でも手を焼いていたので、レース以前の問題な気がします。
そもそも力が出し切れるか。
ちなみに、前々走も道中の折り合いで苦労していました。
精神面がクリアになれば穴として面白いですが、ここ２戦を見る限りは良い兆候にないですね。

11マインシャッツ(期待値：☆☆☆☆☆)
金沢からの移籍馬で、金沢では無双状態でしたが２走前に敗戦。
そこから南関に移籍し、前走は川崎記念で10頭立ての10着。
これではさすがに厳しい。
南関実績も乏しいので軽視です。

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以上、【報知グランプリカップ】14頭全頭見解でした。
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