【予想】ラジオNIKKEI杯京都2歳S(2019)~埋められない差~
こんにちは、ぺち(@Pettit0116)です。
今回は第6回ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス(GⅢ)の予想です。
予想のポイントは以下。
馬場(Cコース):年内京都最終週=タフな馬場でスタミナ要する、それでも先週を踏まえると内枠から狙いたい
京都2000m(内回り):コーナー4つ、2歳戦では最長距離なので展開は緩みやすい、直線は平坦で323m
重視:スタミナ、距離適性
血統:ロベルト持ち、母馬は中距離馬、ハーツクライなど【参考】ラジオNIKKEI杯京都2歳Sに合う母馬と種牡馬を分析する
ここらへんを踏まえて予想していきます。
ラジオNIKKEI杯京都2歳S予想
・傾向と背景
秋の京都開催は他の競馬場に比べてタフ。
加えて今週は第6回京都開催の最終週なので、よりタフな馬場となっている。
2歳馬にとって2000mという距離もタフ。
なのでコース形態や舞台適性よりも、タフな条件に対応できるスタミナが最重要となる。
シュヴァルグランやワールドプレミアのようなのちのステイヤーを生む舞台でもある。
◎マイラプソディ
新馬戦(中京2000m)、野路菊賞(阪神1800m)と連勝中。
しかもいずれも楽勝。
特に前走の野路菊賞では道中5頭立ての4番手と後方にいながら、4角では楽な手ごたえで先段にとりつき直線に向いた段階ですでに先頭に。
そこから一気に突き放して2着に0.8秒差をつける楽勝でした。
上がりは2戦とも最速でまだ底を見せていません。
京都2歳Sは上がり勝負というよりもスタミナ勝負なので、この馬本来の能力をいかんなく発揮する舞台としては最適ではありませんが、それでも能力の違いでここは勝てるでしょう。
追込馬なので展開に左右されてしまいますが、今回は9頭立ての少頭数なのでスローになったとしても不問でしょう。
血統的にも父はこのレースと相性の良いハーツクライ。
母馬のテディーズプロミスは米国のダ1400mGⅠ馬で中距離馬ではない。
距離延長によるスタミナ面が唯一の懸念点。
〇ミヤマザクラ
新馬戦は札幌1800mで敗れていますが、次走の未勝利戦(札幌2000m)で見違えるような走りで勝利。
スローの瞬発力勝負(新馬戦)よりもペースが流れたスタミナ勝負(未勝利戦)にこの馬の強さがあります。
なので今回の京都2000m戦は最適な舞台といえます。
タフな馬場も瞬発力を必要としなくなるので〇。
持ちタイム(2:02.1)も札幌の小回りで直線が300mもないコース形態ながら紫菊賞勝ちのロールオブダンサー(2:03.4)や黄菊賞3着のトウカイデュエル(2:02.6)よりも速い。
ディープ産駒ながらスタミナ型の馬なので、母馬ミスパスカリ(2000mで2勝、1800mで1勝)の影響を強く受けていそう。
母父ゴーンウエストは米国のダート中距離馬。
▲ロールオブダンサー
2戦2勝で前走は今回と同じ舞台の紫菊賞を逃げて勝利。
マイラプソディ、ミヤマザクラはともに追込馬なので、脚質的な違いでレースはしやすいというアドバンテージがあります。
京都2000mで勝利している点も〇。
ただこの時期はコース適性よりもポテンシャルで勝ってしまうケースが多いため過信は禁物。
紫菊賞で最後に詰めてきた2着馬ブルーミングスカイは新馬戦でマイラプソディに0.2秒差の3着、黄菊賞ではトウカイデュエル(3着)に0.1秒差の4着に敗れた馬です。
紫菊賞は前半1000m通過が1:03.2と非常にゆったりとしたペースだったので逃げ有利の展開。
ロールオブダンサーは展開の恩恵を受けた印象が強い。
重賞である今回も同じようなラップが刻めれば上位は可能だが、前走よりもマークは厳しくなるはず。
血統面ではロベルト系の父エピファネイアに、これまた今の京都と相性の良いフォーティナイナー持ちのアドマイヤムーンを母系に持ちます。
母馬のミッキーハナコはレース経験のない馬なので適性は不明ですが、持っている血は良い。
△トウカイデュエル
最内枠は京都内回りコースでは有利。
加えて先行馬なので距離ロスなく立ち回れて、スタミナ勝負になるこのレースにおいては非常にこれはアドバンテージ。
前走黄菊賞は2週間前のレースなので、似たような馬場で3着とまずまずの結果を出せている点も〇。
血統的にもスタミナに関しては心配なく、母馬はトウカイテイオー産駒の中距離馬。
父ジャスタウェイはGⅠ勝利は2000mまでですが、産駒にはヴェロックス(日本ダービー3着)のように長い距離をこなせる馬もいますし、トニービンを内包している血統でもあります。
買い方
◎マイラプソディ
〇ミヤマザクラ
▲ロールオブダンサー
△トウカイデュエル
【3連単】
◎→〇→▲△
◎→▲△→〇
計 4点
予想を終えて・・・
血統面やスタミナを考えるとマイラプソディは危険な人気馬なのですが、それをも凌駕するポテンシャルを感じます。
野路菊賞は関西の出世レースのひとつで、昨年はカテドラル(NHKマイルC3着)、ヴェロックス(皐月賞2着)、一昨年はワグネリアン(日本ダービー)、2016年はアメリカズカップ(きさらぎ賞)と毎年のように活躍馬を輩出しています。
そこで圧勝しているマイラプソディは当然のように来年のクラシックへ期待のできる逸材で、ここを通過点レベルにできないと、メンツを考えるとクラシックは厳しくなるでしょう。
勝てるかどうかというよりも、どう勝つか。
注目点はそこです。
以上、第6回ラジオNIKKEI杯京都2歳S(GⅢ)最終予想でした。
ご覧頂きありがとうございました。